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新型コロナウィルスによる肺炎の発症例(その6) [世相(新型コロナ肺炎関連)]

2月6日(木)

クルーズ船はともかく、国内の感染例、意外に増えていない。
検査漏れ・把握困難なのか? それとも(濃厚接触ではない)日常空間での感染力がそれほどでもないのか?
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【厚生労働省の発表】
21例目(2月5日発表)京都府在住の20代中国人男性
1月24日頃、発症? 31日、京都市の医療機関を受診(肺炎の所見)、2月4日、陽性と判明。
物販店で中国からの観光客(1日300人程度)を接客。

20例目(2月5日発表)40代の中国人男性
武漢市在住、1月21日来日(症状なし)、24日頃発症。
27日、医療機関Aを受診、2月5日陽性。
17例目の女性の夫(濃厚接触者)。

2月3日に横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客・乗員3711人の内、症状がある人とその濃厚接触者など273人の海上検疫結果。
5日に検査結果が判明した31人の内10人が陽性。
国籍は日本3(50代女性、60代女性、男性)、香港3、オーストラリア2、アメリカ1、フィリピン1=乗員。
6日に検査結果が判明した71名の内10人が陽性(計102人中20人が陽性)。
国籍は日本4(60代女性、70代男性、女性2)、アメリカ2、カナダ2、ニュージーランド1、台湾1。
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「実務経験」「特になし」 [お仕事(講義・講演)]

2月6日(水)

関東学院大学「セクシュアリティ論」のシラバスを入力。

来年度から「実務経験」「実務経験の授業への生かし方」が必須項目になった。
どちらも「特になし」で済ませた。

上手なビールの注ぎ方とか、客が太腿を触ってきた時の対処法とか、チークダンスのときにキスされないようにする方法とか、「ホステス実務経験」を大学の授業に生かしても仕方ないだろう。

上級編で、路上で男に声をかけさせる方法とか、ヤーさんの見分け方(失敗談も含む)とか。

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三島って好きじゃないんだけどな [お仕事(出演・取材協力)]

2月5日(水)

朝日新聞から取材依頼。
夕刊・水曜日「時代の栞」というコーナー。

今日(2月5日)は、石川達三『蒼茫』(1935年)で、ブラジル市民の苦難が取り上げられている。

で、私が関わる回は、三島由紀夫『仮面の告白』(1950年)だそうだ。

私、三島って、好きじゃない(はっきり言って嫌い)なんだけどな。
まあ、文学論じゃなく、時代背景、戦後のセクシュアル・マイノリティの歴史を聞きたいということなので、取材を受けることにした。

でも、三島が「仮面の告白」を書いていた1940年代後半(占領期)の男性同性愛事情って、資料がほとんどない。
戦後日本の男性同性愛文化の形成には進駐軍(アメリカ軍)が関わっていると推測されるのだが、進駐軍関係の資料はほとんど「ブラックボックス」でよくわからない。

むしろ、進駐軍関係の同性愛も、日本の伝統的な年齢階梯制に基づく男色文化(年上=能動、年下=受動という関係性)にかなり影響されているように思う。
大人の男性(進駐軍将兵)と日本人少年(gay boy)という関係。

ただ、年齢階梯制によらない大人の男性同士の同性愛も、ヨーロッパから知識としては(すでに戦前から)入っていた。
三島のような知識人階層だと、ヒルシュフェルト先生の本などで、そこらへんは知っていたはず。
(作中にも出てくる)

問題は、現実と知識の相違をどう位置付けるかだな。


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クルーズ船で10人感染 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

2月5日(水)

乗客乗員3711人の内、症状がある人とその濃厚接触者など273人の検体をとり検査。
検査結果が出て31人の内10人が陽性(外国人7人、日本人3人)。
32%という高い陽性率。
仮にこの比率を273人に当てはめると、感染者は88人いることになる。
船という閉鎖空間に、新型コロナウィルスの感染者が入ると、短期間でどれだけ広がるかの実験のようなもの。

潜伏期間(10~14日)が過ぎるまで、全員下船禁止なのは当然。
症状が出ていない人も、念のため全員、ウィルス検査すべし。

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クルーズ船、10人感染 乗客ら14日間滞留させる方針

新型肺炎を発症した香港の男性(80)が乗っていた、横浜港沖に停泊中の大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号について、加藤勝信・厚生労働相は5日、乗客乗員のうち10人から新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。10人は下船し、医療機関に運ばれた。国内で集団感染が確認されたのは初めて。

「客室を出ようとしたら船員が制止」クルーズ船内に動揺

検査はまだ途中で、今後さらに感染者が増える可能性もある。厚労省によると、乗客乗員3711人のうち、発熱やせきなどの症状がある人とその濃厚接触者など273人の検体をとり、感染の有無を確認している。このうち、31人の検査結果が出て、うち日本人3人を含む10人の感染が確認された。10人は50~80代の男女で、日本人の3人は50代の女性と60代の男女という。10人は下船し、神奈川県内の四つの感染症指定医療機関に運ばれている。

厚労省は症状の出ていない乗客乗員についても、感染拡大を防ぐために14日間程度、船内にとどまるよう求める。船の運営会社の発表によると、検疫期間の最低14日間は横浜港周辺にとどまるという。厚労省は高齢者や持病がある人については症状がなくても検査することも検討している。

乗客乗員は日本を含め、中国や台湾など56カ国、地域の人がいる。乗客2666人のうち1281人は日本人という。検体をとった273人のうち、症状のある人は120人で、症状のある人と濃厚接触があった人が153人いる。このうち香港で下船し新型肺炎と診断された男性と濃厚接触した人は36人いて、このうち2人の感染が確認された。

ダイヤモンド・プリンセス号は横浜に来る前に那覇市に寄港し、その際に検疫を済ませていた。だが、香港で下船した男性が感染したとの情報を受け、乗客乗員に感染者がいる可能性が出てきたことから異例の再検疫をした。

香港政府などによると、男性は1月10日、香港から中国広東省深圳市に入り、数時間滞在。香港に戻った後、17日に飛行機で東京へ移動し、20日に横浜から乗船。船は22日に鹿児島市に寄港し、男性は鹿児島県内のバスツアーに参加するなどした後、25日に香港で下船した。香港到着後の30日に発熱。病院で検査を受け、新型コロナウイルスの感染が確認されたという。

安倍晋三首相は5日午前の衆院予算委員会で、「乗客乗員の健康状態の確認を最優先にしつつ、感染拡大防止に向けて万全の対策を講じる」と述べた。(土肥修一)

『朝日新聞』2020年2月5日 11時11分
https://digital.asahi.com/articles/ASN252T30N25ULBJ002.html?pn=4
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