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日本最北の島へ 利尻・礼文旅行(1日目の2:礼文島へ) [旅]

8月19日(月)
(続き)
稚内を出港してノシャップ(野寒布)岬をまわって日本海へ。
海はほぼ凪(なぎ)状態で、船はほとんど揺れない。

1時間ほどすると利尻島が見えてきた。
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利尻島は日本海に浮かぶほぼ円形の火山島。
最高峰の利尻山は標高1721mで、島としては日本で2番目に高い。
(1番高いのは、南九州・屋久島の宮之浦岳1936 m)

中腹に細い雲が一筋かかっているが、裾野から山頂まで、ほぼ全体が見える。
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長くなだらかに裾野を引いた姿は実に美しい。
夏場にこれだけ見えるのは珍しいらしい。

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↑ 山頂の溶岩ドームがよくわかる。

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↑ 利尻島をバックに自撮り。
明暗差があって難しい。

16時40分、礼文島が近づいてきた。
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利尻島とまったく違って平らな島。

稚内から約2時間ちょっとの船旅で、礼文島。香深(かふか)港に到着。

バスに乗って5分ほどの、海辺の「三井観光ホテル」に到着。

5階のお部屋は、オーシャンビュー。
正面に利尻富士の秀麗な姿。
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でも、結局、この日が見納めになってしまった。

18時、夕食。
窓辺の席で、暮れゆく利尻富士を眺めながら。

当然ながら、地元産を中心とした海鮮系。
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お造り。大きな、ぼたん海老がおいしい。
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蟹。
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もずく。
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いくら。
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陶板焼き。
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デザート。
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部屋に戻り、寝不足と梅酒の酔いで、ベッドに倒れる。

就寝、20時。

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8月19日(月)日本最北の島へ 利尻・礼文旅行(1日目の1:稚内へ) [旅]

8月19日(月)  曇り  稚内  19.4度  湿度84%(15時)

今年の夏の旅行は、家猫さんと一緒に2泊3日で北海道の北西に浮かぶ利尻島・礼文島へ。

6時、起床。
8時、家を出る。
9時20分、羽田空港に到着。
10時30分発ANA・NH571便に搭乗。
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定刻よりやや遅れて、11時05分、離陸。

機内で軽く食事。
空弁はいつも万世のカツサンド。
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12時32分、日本最北、小さな稚内空港に着陸。
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↑ 地形学の人には一目でわかる周氷河地形。

稚内駅近くの「北の味心・竹ちゃん」で昼食。
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うに・いくら丼(2625円)。
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うにの量がすごい。
濃い黄色が最高級のバフンウニ、白っぽいのがムラサキウニ。
うに好きにはたまらない。

家猫さんは、特上にぎり寿司(2100円)。
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年季の入った黒招き猫。
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日本の鉄路の北の果て、JR北海道・宗谷本線の稚内駅へ。
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駅構内には「最北端の線路」という表示がされているのだけど・・・。
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駅舎の中に線路があり、それをたどって外に出ると、「日本最北端の線路」という碑がある。
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ちょっとややこしい。
碑の上面の説明版によると、稚内駅の駅舎改修で、駅が少し南に移動して、終点も南に動いた(2011年)。
で、2012年に元の稚内駅の車止めだった位置に復元したとのこと。

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さらに、廃線跡が北に延び、北防波堤(右端、駐車場の車の向こうに見える)へと続く。
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今回は飛行機でズルをしたが、最北の駅・稚内駅に立てたことで、最南の駅(JR九州・指宿枕崎線・西大山駅)と合わせて、とりあえず「南北制覇」。
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それにしても、稚内発の宗谷本線は、一日わずか7本、日中は3~4時間に1本。
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これでは、まずまず利用者が減る一方。
宗谷本線が廃線にならないうちに、ちゃんと列車に乗って、もう一度、来たい。

稚内港・北防波堤ドームへ。
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西からの強風・波浪・雪を避けるため、1936年に建造された構造物。
長さ427m、高さ約14mで、古代ギリシア風のエンタシス柱列70本で、半トンネル構造を支えている。
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この半トンネル部分に線路が敷かれ、先端には稚内桟橋駅(1938年10月1日開業)が置かれ、南樺太の大泊町とを結ぶ鉄道連絡船「稚泊(ちはく)航路」(1923年5月1日就航)の起点になっていた。
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↑ 稚内港北防波堤に接岸しているのは鉄道省の稚泊連絡船「亜庭丸」。

バスの車窓からなので、撮影に苦労する。
全景は港側から。
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ずっと来たかった所なので、歩けなかったけど、見られて満足。

あちこちに植えられているハマナスは、わずかに花が残っているけど、もうほとんどが実になっていて、北の夏は終わり、秋になっていることがうかがえる。
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稚内港14時55分発、「Boreas Soya号」に乗船、礼文島に向かう。
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(続く)

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