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5月27日(月)『毎日新聞』の取材を受ける [お仕事(出演・取材協力)]

5月27日(月)

10時、起床。
朝食は、アマンドショコラとコーヒー。
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12時過ぎ、化粧と身支度。
水色の地に大輪の白百合の綿絽(紫織庵)。
薄いクリーム色の吸い上げ暈しの麻の半襟を付けた半襦袢。
帯は赤黒の半幅帯を独鈷結びにして、草色の夏の帯締を掛ける。

14時40分、家を出る。
暑い! まるで真夏。

15時30分、新宿三丁目駅に到着。
遅い昼食は「丸亀製麺」。
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かけ(並・冷)+鶏天+アスパラカス天(600円)

16時、(旧)新宿遊廓・大門通り脇の喫茶店「珈琲貴族エジンバラ」で、『毎日新聞』の記者さんと面談。
拙著『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書)を紙面で紹介してくださるとのこと。
1時間半ほど、お話し。

その後、新宿二丁目に移動。
「新千鳥街」で撮影。
17時45分、辞去。

ここまで来て素通りはできないので「オカマルト」に寄る。
45分ほど滞在。
18時35分、辞去。

19時20分、自宅最寄り駅へ。
夕食は、家族を呼び出して駅前の回転寿司。
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↑ 一本穴子(550円)
家猫さんんと半分こ。
高いけどおいしかった。

21時、帰宅。
今日は、右足が少し痛かった。


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戸籍の性別変更数、初めて減少に転じる [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月27日(月)

2004年の「GID特例法」施行以降、一貫して増加を続けていた戸籍の性別変更数が初めて減少に転じた。

2015年 855人
2016年 885人
2017年 903人
2018年 867人

前年比マイナス36人(-4%)とかなりの減少。

針間克己先生によると、戸籍変更者の最多年齢層である20-24歳の人口が減少していることが第一の原因。
また、LGBTブームで、戸籍の性別を変更しない、トランスジェンダー的な生き方を選択する人が増えたことも。

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【針間克己先生が最高裁判所に問い合わせ】

平成30年(2018年)性別の取扱いの変更申立事件数速報値

平成30年1月1日〜平成30年12月31日
新受 860

既済 877
認容 867
却下  -
取下げ 7
その他 3

未済 58
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5月26日(日)5月なのに32.6度  [日常]

5月26日(日) 晴れ時々曇り  東京  32.6度  湿度34%(15時)

朝食は、家猫さんが買ってくれた、ちょっと高級なシュークリーム。
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おいしい!

昼食は、冷やし月見うどん。
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火曜日の講義の準備。

東京の最高気温32.6度、これで3日連続の真夏日。
まだ5月なのに

夕食は、お刺身(かんぱち、かつお)。
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お豆腐。
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就寝、3時。

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性別移行の脱精神疾患化をめぐる諸論点 [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月26日(日)

【単なる病名変更ではない】
今回のICDの改訂は、たんなるGender Identity Disorder(性同一性障害)からGender Incongruence(性別不合)という病名の変更ではない。

そもそもICDでは、性同一性障害は病名(疾患名)でなかったし、診断基準も変わる。

今回の改訂のポイントは、従来、精神疾患(Disorders of adult personality and behaviour)に位置付けられていた性別の移行を望むことが「Conditions related to sexual health (性の健康に関連する状態)」というカテゴリー(疾患と非疾患の中間の位置づけ)になったということ(脱精神疾患化)。
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【パラダイム転換】
今回のICDの大改訂で、今まで精神疾患だったフェティシズム(物に対する性的嗜好)やマゾヒズム(被虐性愛)なども脱病理化。

19世紀以来、「病理(精神病)」とされてきた様々な非典型の性の在り様が、20世紀後半以降、次々に脱病理化(同性愛は1990年に脱病理化)していくパラダイム転換の最終段階。

もう少し、近い視点で言えば、性別移行の脱精神疾患化は、世界的な医療福祉システムから人権尊重(医療サービスを受けることを含む)システムへというパラダイム転換を踏まえてのこと。

医療福祉システムの中で生きて来た日本の「性同一性障害者」が戸惑うのもわからなくないが、日本政府も賛成したWHOの決定なので、それを踏まえて、性別移行を望む多くの当事者にとって、より良いシステムを再構築していくしかないと思う。

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【移行措置】
今回のICDの改訂で、精神疾患としてのGender Identity Disorder(性同一性障害)という概念は完全に消滅するが、実質的な後継概念はGender Incongruence(性別不合)になる。

両者は疾病リスト上の位置づけが大きく異なり、診断基準も違うので別のものだが、現実的な問題として「性同一性障害」の診断書が無効化され、「性別不合」の診断基準に基づいて診断書を取り直すというのは、当事者の負担があまりに大きい。
これは私見だが、移行(読み替え)措置が取られると思う。

性別適合手術への健康保険適用も、「性同一性障害」の治療に対するものなので、論理的には別の概念である「性別不合」には適用されないはずだが、これも移行(読み替え)措置が取られると思う(私見)。
まあ、現状でも性別適合手術への保険適用は「混合診療」の問題で事例がきわめて少ないのだが。

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【次の焦点はDSM】
今回のICD(国際疾病分類)の大改訂で、性別の移行を望むことが精神疾患から外れたことで、次の注目は、2013年の改訂後、「Gender Dysphoria(性別違和)」の病名で精神疾患としているアメリカ精神医学会の「精神疾患の分類と診断の手引」(DSM-5)がどうなるか?

アメリカ精神医学会は、ICD準拠を基本にしているので、近い将来の小改訂で「Gender Dysphoria(性別違和)」を外すことも考えられる。
一方で、アメリカは精神科医の権益確保(パイは小さくしない)という意識も強いので、微妙。

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【性別不合の診断】
今回のICDの大改訂で「性同一性障害」の消滅が確定し、2022年以降は「性別不合」の診断になるわけだが、診断基準を見る限り、「性別不合」の診断は身体違和を重視するので「性同一性障害」の診断より厳しくなると思われる(専門医に聞いた)。

身体違和の少ないXジェンダー系の人は、「性別不合」の診断書をもらうのはかなり難しくなるかも。

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【子どもの性別不合問題】
WHO(世界保健機構)のICDの大改訂、いろいろな専門委員会が議論して改訂案を作成するわけだが、性別移行の脱精神疾患化については、大きな異論はなく、2015年くらいには、ほぼ方針が決まっていた(と聞く)。

最後まで意見が対立したのは、子ども(思春期以前)の性別違和の扱い。
精神疾患ではない形でリストに残すか、脱病理化してリストから削るか、専門委員の意見が真っ二つで(7対7と聞いた)、なかなか改訂案がまとまらなかった。。

結局、今回の改訂では、「子どもの性別不合」という形で、リストに残る形になったが、この点は、今後の課題になるだろう。

一方は、性別違和をもつ子どもの福祉のために、診断の根拠を残すべきだという考え方。
もう一方は、そもそも子供の性別違和は不確定的で診断がつけられない、診断できたとしてもなんら治療はできないわけで、「病理」として残す意味がないという考え方。

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【医療福祉から人権尊重へ】
大学生が望みの性別で学生生活を送りたいと希望したときに、学生課が、

「性同一性障害の診断書を提出してください」と言うのが医療福祉システム。
「わかりました。診断書の提出は不要です」と言うのが人権尊重システム。

私は後者を支持するし、及ばずながらそれを推進してきた。
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