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トランス女性を排除する店はレインボーフラッグを掲げるべきではないー「Goldfinger」問題(1)ー [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月26日(日)
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素朴な疑問として「シスジェンダーの方(生まれも性自認も女性)」という入場条件、どうやって担保するのだろう?

「戸籍上、女性の方」という入場条件なら、戸籍や戸籍に準拠した公的身分証明書の提示を求めれば、なんとかなる。

しかし、「生まれも性自認も」ということになると、公的な身分証明書+GID診断書でも証明不能。
なぜなら、性別変更した人がいるから。

戸籍を提示させて、例の「平成15年法律第111号3条による裁判発効」という記載をチェックするのだろうか?

実際には、できもしないことを入場条件にとして掲げるのは、単にトランス女性の排除を目的にしたものと思われても仕方ないだろう。

店の営業には店主の裁量権がある程度は認められると思うが、トランス女性を排除する店が、LGBT系のイベントで、LGBTフレンドリーをうたうような欺瞞は許されるべきではない。


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ついに、性別移行の脱精神疾患化が正式決定 [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月26日(日)

スイスのジュネーブで開催されている第72回WHO(世界保健機構)総会で、ICD-11(国際疾病分類第11版)を正式に採択(施行は2022年初)。

これにより、性別の移行を精神疾患としてきたGende Identity Disorder(性同一性障害)概念は完全に消滅し、世界のトランスジェンダーが長年待ち望んだ、性別移行の脱精神疾患化が達成された。

ついにこの日が来た。
感慨無量。
世界のトランスジェンダーの同志の皆さん、おめでとう!


同性愛の脱病理化(1990年)から性別移行の脱精神疾患化まで29年。
世界的かつ客観的に見て、それが同性愛者とトランスジェンダーのマンパワーの差ということなのかも。
実感として20分の1くらい(もっとかも)だものな。

私が性別移行の脱病理化の立場を明確に表明したのは2003年。
「性別を越えて生きることは『病』なのか?」(『情況』2003年12月号 )

それから、脱精神疾患化の達成まで16年かかった。
長い長い苦しい闘いだったけど、生きているうちに達成できてよかった。
最終的な脱病理化は、次の改訂(ICD-12)だろうから、私が死んだ後になる。

その課題は、次の世代のトランスジェンダーが引き継いでくれるはず。

WHOのICD-11正式採択=性別移行の脱精神疾患化達成のニュースを見て、WPATH2014(タイ・バンコク)に集まったアジア&パシフィックのトランスジェンダー活動家のことを思い出した。

皆な、性別移行の脱病理化を目指して、シンポジウムだけでなく熱心にロビー活動を展開していた。

今回の改訂では完全な脱病理化は達成できなかったけども、脱精神疾患化が達成できたのは、彼女/彼らの長年の活動の成果で、ほんとうによかったと思う。

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前列左から、タイ、インド、フィリピン。
後列左からインド、日本、日本、フィリピン、フィリピン、シンガポール、トンガ、フィリピン、日本、フィリピン、
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左からネパール、日本、日本、中国、マレーシア。
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左からフィリピン、シンガポール、インドネシア、日本、日本。
その後、トランスジェンダーをめぐる社会状況が悪化したインドネシアの彼女のことが心配。




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千葉県南部でM5.1、最大震度5弱 [地震・火山・地質]

5月25日(土)

中央大学後楽園校舎(3階)で、講演会を聴いていたら、下腹に突き上げるような震動を感じた。
わりと長い初期微動の後、横揺れ。
天井から下がっているプロジェクターが揺れたせいで、スクリーンのパワーポイント画像が大きく揺れる。

実際の震度は2と3の間くらいか。
(気象庁の発表では文京区のこの界隈=台地上は震度2)
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帰宅後、家猫さんに聞いたら「かにゃり揺れたにゃ、怖かったにゃん」とのこと。
(気象庁の発表では震度3)

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5月25日15時20分頃、震源地は千葉県南部(北緯35.3度、東経140.3度)で、震源の深さは38km(暫定値)、地震の規模はM5.1。
西北西―東南東方向に張力軸を持つ正断層型。
千葉県長南町で震度5弱を観測。
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今回の震源の近くでは、2011年12月3日(M5.2)、2016年7月19日(M5.2)と同じような規模の地震が起こっている。

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