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中京の女装世界を牽引した美島弥生さん [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

1月21日(月)

中京大学国際教養学部での講演「日本におけるトランスジェンダーの歴史」(17日)で、1950~90年代の長きにわたって、中京(名古屋)の女装世界を牽引してきた美島弥生さんのことを、少しだけ紹介した。

先人が道を切り開いてくださったからこそ、今の私たちがある。

和装の美島さん(1960年代)
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洋装の美島さん(1960年代)
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男性との結婚式(1967年1月)
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新宿・花園五番街「ふき」の前で(右側、1969年頃)
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なお、美島弥生さんのライフヒストリーは、矢島正見編著『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学出版部、2006年)に収録されている。



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1月20日(日)牛すね肉のシチュー [日常(料理・食べ物)]

1月20日(日)  晴れ  東京  12.0度  湿度49%(15時)

11時、起床。
朝食は、チーズパンとコーヒー。
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腰痛、かなり和らぎ、あまり気にならなくなった。
夕食用の牛すね肉シチューを仕込む。

昼食は、半生ラーメンを茹でる。
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午後、都留文科大学「ジェンダー研究1」のレポート整理(詳細別記)。
夕方までかかる。

夕食は、牛すね肉のシチュー。
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半日で仕込んだ割には、まずまずの出来。

お風呂に入って温まる。

夜中、『新聞研究』に掲載される論考の初校ゲラのチェック(詳細別記)。

就寝、3時半。


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「オクニョ」第39話 [テレビ批評]

1月20日(日)

NHK放送の韓国時代劇「オクニョ 運命の女(原題:獄中花)」第39話。
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主人公のオクニョの父親が中宗(在位:1506~1544年)であることがやっと判明。

つまり、王様(仁宗、在位:1545~1567年)とは異母兄妹の関係になる。

高麗王朝は族内婚でインセストタブーが弱く、異母兄弟姉妹婚も許容された(日本の古代国家と同じ)。
たとえば、第4代光宗(在位:949~975年)と大穆王后はともに、初代太祖(在位:918~943年)の子供(異母兄妹)。

しかし、朝鮮王朝はガチガチの儒教国家なので完全な族外婚(同姓同本貫不婚)で、世界でいちばんインセストタブーが厳しい。

ということで、オクニョに惚れていた王様は、可能性ゼロに(その前に振られているのだけど)。
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ちなみに、嫡庶の区分が厳格な朝鮮王朝では、王女と言っても、正妻(王妃)の所生は「公主(コンジュ)、側室の所生は「翁主(オンジュ)」で、明確に区別された。
母が女官のオクニョは「翁主」。

日本は、母が正妻か側室かに関係なく、基本的に全部「内親王」。

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