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美術授業用の頭蓋骨「本物」 [事件・事故]

12月6日(木)

どういう経緯で、本物の頭蓋骨が、高校の美術デッサンの備品になったのか? 
同じ鹿児島市で2件ということは、たまたま偶然ではなく、探せば他の地域にもあると思う。

理科(生物)の教材の人体(骨格)模型が、実は本物の骨という噂は、古い学校ならよくある話(私の出身高校にもその噂、あった)。
鶴丸高校(旧制一中と一高女)も甲南高校(旧制二中と二高女)も旧制以来の伝統がある古い高校とのこと。

まさか、そこらから拾ってきたものではなく、医学部の解剖実習に献体された方の頭蓋骨が、学校教育用(教材)に寄贈されたものかもしれない。

戦後混乱期には、身元不明の未収容の人骨があちこちにあったように思う。
現在より人骨に対して鈍感だったように思う(現代が過敏な気がする)。

この頭蓋骨で熱心にデッサンの勉強をしていた、美術志望の生徒さんの感想も聞きたい。

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美術授業用の頭蓋骨「本物」…頭にシール状の痕

鹿児島県立甲南高校(鹿児島市)で、美術の授業で使われていたデッサン用の頭蓋骨が本物だったことがわかった。

同校によると、頭蓋骨は20年以上前から、牛の骨などと一緒にデッサン室の棚に保管されていた。この間、美術の授業で、生徒が頭蓋骨を見ながら模写することもあり、今年6月にも生徒1人がモデルにしていたという。

鹿児島では6月、県立鶴丸高校(同市)で、約50年前に死亡した女性のものと推察される頭蓋骨が見つかっていたことが判明。これを受け、甲南高がデッサン室の頭蓋骨の鑑定を県警に依頼したところ、人骨と判明した。30~40歳の女性とみられ、県警からは「事件性はない」と説明されたという。吉元彰一教頭は「頭頂部にはシールを貼ったような3、4センチ四方の痕があり、学校の備品だと思った。なぜ(本物が)あったのかわからない」と話している。

この頭蓋骨について、鹿児島市は5日付の官報に、身元が分からず引き取り手のない死者として掲載。県教委は今後、他校でも同様の事例がないか調査する。

『読売新聞』2018年12月06日 10時34分 Copyright [コピーライト] The Yomiuri Shimbun
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181206-OYT1T50027.html?fbclid=IwAR3I9p_z1B2wTH6QANWh2sdp358HZC4U052E5bIttMV1SAXL_AlNUqbXPKE
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日本のHIV/AIDS対策がトランスジェンダーを包摂できなかった理由 [現代の性(HIV・性病)]

12月6日(木)

なぜ、日本のHIV/AIDS対策がトランスジェンダーを十分に包摂できなかったのか? 畑野とまとさんの見解と私見を合わせて考えると・・・。

① アメリカで、1970年代末から進行したゲイリブからトランスジェンダーを排除する動きが、HIV/AIDS対策にも影響し、トランスジェンダーを軽視したシステムが、そのまま日本に持ち込まれた。

② 日本では1990年代末に、性別移行の病理化が急速に進み、ゲイリブからの距離が開いた結果、HIV/AIDSに関する啓蒙・調査対象から外れてしまった。

③ 日本では、トランスジェンダー・コミュニティにおける感染例が(セックスワーカーは別として)きわめて少なく、HIV/AIDS対策を自発的に求める意識と機会がなかった。

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畑野とまと‏ @hatakeno_tomato ·
たぶん忘れられていた結果が、現在のHIV感染ハイリスク組としてトランス女性があげられているといった所で…。70年代末あたりからじわじわと押し寄せたトランス排除の流れと、トランスの急速病理化の流れによりゲイリブから距離が開いて、結果HIVに関する啓蒙からも外れてしまって…
https://twitter.com/hatakeno_tomato/status/1070598755303342080


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「日本エイズ学会・学術集会」の投稿に思う [現代の性(HIV・性病)]

12月6日(木)

FacebookやTeitterで、たくさん流れてくる「日本エイズ学会・学術集会」の投稿を見ていて、ゲイの人たちにとっての「エイズ学会」って、トランスにとっての「GID学会」と似てるなぁ、と思った。

どちらも学術的な議論を目的に開催されるのだけど、古参の参加者にしてみると「同窓会」的な集まることに意義があるみたいな。

歴史はエイズ学会が32回、GID学会が20回で、エイズ学会の方がかなり長いし、たぶん資金もエイズ学会の方が潤沢(というかGID学会があまりにしょぼい)だと思う。

その分、なんだか楽しそうな感じがするのは「隣の芝は青い」だろうか。

まあ、そんな気楽な感想を書けるのも、エイズが「死病」じゃなくなったからなのだけど。
あの時代を生き抜いた一人として、ほんとうに良かったなと思う。

ただし、近年になるまで、エイズ学会にトランスジェンダーがほとんど参加してこなかった現実、つまり、エイズ問題にトランスジェンダーをしっかり包摂してこなかったことは、やはり問題だったと思う。


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12月5日(水)月一連載の執筆 [お仕事(執筆)]

12月5日(水)  東京  20.2度  湿度55%(15時)

11時、起床。
ぐっすり眠って、ほぼ疲労回復。

朝食はアップルパイとコーヒー。
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昼食はうどんを茹でる。
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長崎五島(テル鮮魚)の鯖の生節を入れてみる。
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味があまりない。
出し汁に漬けておく。
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食べ方にちょっと工夫がいりそうだ。

今日もやたらと暖かい。
東京の最高気温は20.2度で平年より6.9度も高い。

夕食は、牛切り落とし肉を炒める。
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九条ネギを炒める。
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お風呂に入って温まる。

夜中、月一連載「人の数だけ『性』がある」(『月刊 女性&運動』新日本婦人の会)の執筆。
第9回は「性別移行と手術要件」(約2500字)。

明け方までかかって、なんとか最後まで書いたから、明日、手直しすれば、編集者に送れそう。

就寝、5時半。
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「股旅堂」20号記念目録 [性社会史研究(一般)]

12月5日(水)

いつもお世話になっている古書店「股旅堂」さんの20号記念目録。
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目玉商品は「阿部定事件」(1936年5月、仲居をしていた阿部定が、東京市荒川区尾久町の待合「満佐喜」で、愛人の男性を絞殺した上、男根を切断した殺人・遺体損壊事件)の現場検証写真。

阿部定の弁護をした竹内金太郎弁護士の旧蔵品で、写真乾板6枚+ネガ4枚で、価格はなんと100万円。

目録では袋とじになっているけど、私は開ける勇気がない。


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熊本市も同性パートナーシップ制度導入へ [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

12月5日(水)

熊本市も同性パートナーシップ制度を導入へ。
来年(2019年)4月から。

政令指定都市(20)の状況
【既に導入】札幌市、福岡市、大阪市
【導入予定】堺市、千葉市、熊本市、さいたま市、
【検討中】名古屋市
【その他】仙台市、新潟市、横浜市、川崎市、相模原市、静岡市、浜松市、京都市、神戸市、岡山市、広島市、北九州市

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熊本市、性的少数者の「パートナーシップ制度」導入へ

熊本市は来年4月から、性的少数者のカップルを公的に認定する「パートナーシップ制度」を導入する。大西一史市長が4日の記者会見で明らかにした。

対象として想定するのは20歳以上の同性カップルや、生まれつきの性別とは性自認が異なる人(トランスジェンダー)などで、どちらかが性的少数者のカップルを含む。市役所で宣誓を交わすと、関係を証明するカードを配布する。市営住宅に申し込めるようにするなど、制度の詳細を今年度中に検討するという。

同様の制度は2015年以降、東京都渋谷区、世田谷区など9自治体が導入。九州・沖縄では那覇市、福岡市が導入している。大西市長は「制度によって市民の理解を深めることができる。性的多様性に関しては統一的な法制度が必要で、国会でも議論してもらいたい」と話す。(大畑滋生)

『朝日新聞』2018年12月4日23時38分
https://www.asahi.com/articles/ASLD43HR0LD4TLVB003.html

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