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NHK大分で紹介 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月2日(水)

NHK大分も「レインボー風呂ジェクト 第1回LGBT温泉会議 in 別府」を紹介。
まあ、NHKの番組企画だから当然なのだが。
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LGBT理解へ“別府温泉会議”

「LGBT」などと呼ばれる性的マイノリティーの人たちと一緒に温泉に入り、LGBTへの理解を深めようというイベントが、1日、温泉地として知られる別府市で開かれました。

このイベントは、LGBTへの理解を深め、一緒に温泉を楽しめるきっかけの場を作ろうと、NHKの番組班が別府市の協力を得て行いました。

イベントには、全国から集まったLGBTの人たちと別府市内の温泉関係者など合わせて40人が参加しました。

そして、参加者は見た目の男女や戸籍上の男女などで男湯と女湯に振り分けられ、一緒に温泉に入りました。

この後、参加者はLGBTの人たちも楽しめる温泉について意見を発表し、「他人の目を気にする必要のない個室の脱衣所がほしい」とか、「裸ではなく水着でも入れる温泉があればよい」などと訴えていました。

このイベントに地元から参加した「別府八湯温泉道名人会」の佐藤正敏理事長は「温泉に入る前は大丈夫かなと思いましたが、理解が深まってよかったです」と話していました。

このイベントの様子は、今月13日午前0時5分から総合テレビで放送される新番組「テンゴちゃん」で放送される予定です。

「NHK大分 NEWS WEB 」2018年05月01日 18時23分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180501/5070000545.html


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亀川温泉「別府湯の宿 ゆるり」 [旅]

5月1日(火)
(続き)
タクシーで別府駅へ。
17時28分発(8分延発)JR日豊線上り鈍行に乗って2駅。
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17時42分、亀川駅に到着。
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タクシーで亀川温泉「別府湯の宿 ゆるり」へ。
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お部屋はちょっと贅沢してデラックス・ツイン。
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奥のベランダに・・・、
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半露天風呂。
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ようやく、温泉に浸かれた。
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もうヘロヘロ、ボロボロだったので、お湯が肌に浸みていく気分。
泉質は、ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉。
自家源泉は60.9度なので、加水しないと入れない。

19時、夕食。
大分県の郷土料理コース。
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お馴染みの鶏天。
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うれしの。
魚の刺身を胡麻醤油に漬けたもの。
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だんご汁。
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だんご汁がボリュームがあってお腹にこたえる。
なんとかご飯まで食べ終えた。

デザートの胡麻プリン。
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部屋に戻り、寝不足と梅酒の酔いでベッドに倒れる。

22時20分、予約してあったマッサージさんの来訪で目が覚める。
比較的若い男性。
上手なのはすぐにわかったので、全身40分+20分延長(痛む両足)でじっくり揉んでもらう。

寝る前にもう1度温泉に入る。
長い一日がやっと終わった。
就寝、0時。



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「レインボー風呂ジェクト in 別 府」(本番第2部) [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月1日(火)
(続き)
第2部の会場は2階の休憩スペース。
壁面にはLGBTの基礎知識のパネル。
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さらに詳しい解説は、私が監修した冊子に記されている。
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誰もが温泉を楽しめる、未来を願って

10年前、社会的な性別を男性から女性に移行して、精神的にずいぶん楽になりました。
ただ、いちばん残念なことは、大好きな温泉の大きなお風呂に入れなくなったことです。
男湯と女湯と男女をきっちり二分した上で、全裸で温泉に入るという形は明治時代に作られました。
それは世界にない日本特有の入浴文化です。
その良さを伝えていくと同時に、いろいろな国の人が温泉を訪れる国際化、LGBTという言葉に示される多様な性の顕在化という社会的枠組みの変化(パラダイムシフト)に応じていくことも必要だと思うのです。
温泉地にとってなにより大事なことは、お客さんにゆったり温泉につかってくつろいでもらい、「ああ、いいお湯だった、また来よう!」と思ってもらうこと。
いろいろな文化や事情がある多様な人たちに、そう思ってもらうためには、どうしたらよいか? 
みんなの知恵を出し合えば、きっと良い方向になると思います。
レインボー風呂ジェクト 発案者
トランスジェンダー/性社会文化史研究者
三橋順子
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16時、「レインボー風呂ジェクト 第1回LGBT温泉会議 in 別府」第2部「湯上り談義」開始。
当初の予定では、私は最後に挨拶をするだけのはずだったが、現地に行ってみると人手不足で、第2部の進行役をすることに。
6~7人ずつ5つのグループに分かれて、グループ・ディスカッションをしてもらう。
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1つ目のテーマは「LGBTの人たちが絶賛する温泉、それってどんな温泉?」。
意見がまとまったところで、各班の代表が発表。
お風呂以前に脱衣所が男女2分になっていることが障害。
もっと工夫があっていいのではないか?
たとえば、いろいろな人が使える「誰でも脱衣所」や個室脱衣所など。
湯浴み着(もしくは水着)を着用した上での男女混浴の入浴施設がもっとあってもいいのではないか?
ただし、今日の湯浴み着は改良の余地あり(もう少し丈を長く、合わせを深く)。
LGBTフレンドリーな入浴日があってもいいと思う。
そもそも、なぜ入浴の場を男女で分ける必要があるのか?という根本的な疑問も。

「湯上り談義」2つ目のテーマは「LGBTの人たちが絶賛する温泉街、その街には何がある?」。
温泉施設の職員にLGBTの人を採用する。
市が「雇用促進補助金」を。
トランスウーマンやレズビアンの女将さん・仲居さん、ゲイやトランスマンの番頭さんetc。
逆転の発想で、とても面白い!
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結果は、イラストレーターさんがグラフィック・レコーディングにまとめる。
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最後に、私がまとめと御礼の挨拶。
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10年前、社会的な性別を男性から女性に移行して、精神的にずいぶん楽になりました。
ただ、いちばん残念なことは、大好きな温泉の大きなお風呂に入れなくなったことです。

男湯と女湯と男女をきっちり二分した上で、全裸で温泉に入るという形は明治時代に作られました。それは世界にない日本特有の入浴文化です。
その良さを伝えていくと同時に、いろいろな国の人が温泉を訪れる国際化、LGBTという言葉に示される多様な性の顕在化という社会的枠組みの変化(パラダイムシフト)に応じていくことも必要だと思うのです。

最初は、こうした企画が実現するとも、発展していくとも思っていなかったので、正直、戸惑いの気持ちがありました。しかし参加者の皆さんが温泉でくつろいでいる様子や、真剣に話をしている様子を見て、とても嬉しい気持ちが沸き上がってきました。
そして同時に、まだ私も分かっていないことがたくさんあるのだと気づかされました。

今回のイベントは、より多くの人が温泉を楽しむにはどうしたらいいかをみんなで考えていく大きな一歩となりました。
今の時点でも、こうした問題を考えていこうという温泉地が私の知る限り、2つ出てきています。こうした動きが全国で更に広がっていくことを強く願っています。
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16時50分、閉会。

予定より20分押しだが、なんとか無事に終了。
皆さん、お疲れ様でした。
ご参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

18時から一般営業なので、大急ぎで洋装に着替え&撤収。
お世話になった方に挨拶まわり。
17時15分、辞去。
ほんとうに疲れた。
酷使した右足が痛い。
(続く)
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