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大阪市も同性パートナー制度を導入へ [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

3月1日(木)

「維新」の勢力が強い大阪市がこのタイミングで動くのはかなり意外。

もし、大阪市で実現すれば、東京21区と横浜市、それと名古屋市の孤立が深まり、流れが一気に変わると思う。

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大阪市、LGBT公認制度導入へ  学校での対応も検討

吉村洋文大阪市長は1日、市議会代表質問で性的少数者(LGBT)のカップルをパートナーとして公認する制度を導入する方針を明らかにした。また、山本晋次教育長は公立学校でLGBTに配慮した取り組みを検討すると述べた。

市によると、カップル公認制度は東京都渋谷区など6自治体が導入済み。政令指定都市では札幌市が昨年6月から始めており、宣誓書に記入すると受領証や宣誓書の写しを交付している。

吉村市長は「同性のカップルが、社会全体として受け入れられるように積極的に支援していきたい」と述べた。

「共同通信」2018/3/1 19:18
https://this.kiji.is/341887672505173089
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性別変更の取り消し、家裁が認める 医師「誤診した」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月1日(木)

医師が「誤診」を認める形で、性別変更を認めた審判を取り消す(性別変更自体を自体をなかったことにする)判断。

この記事を書いた記者に取材されて、いろいろ聞いていたので、まあ、こうなるだろうとは思っていた。
(参照)
『朝日新聞』2017年10月30日朝刊「性別変更 元に戻せない 思い込みで決断 後悔する人も
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-10-30-1

でも、本人が無茶やったこと(GIDの診断がないのにタイで手術)の尻拭いを、善意で(事後に)診断書を書いてくれた医師に押しつけるのは、私の倫理観からしたら釈然としない。

今後も性別適合手術&戸籍変更した後で「元の性に戻りたい」という人は次々に出てくると思う。
お金を出せば1回の診察で性別適合手術OKの診断書を書くような悪徳医師なら「誤診」で社会的制裁を受けても当然だが、今回の医師はそうでない方なので、とてもお気の毒。

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性別変更の取り消し、家裁が認める 医師「誤診した」

性同一性障害と診断され戸籍の性別を変更した人が、「変更は誤りだった」として取り消しを求めた裁判手続きで、西日本の家裁が、性別を戻す訴えを認める判断をしていたことが分かった。昨年11月30日付。専門家は「本人の社会生活のため、歓迎すべき判断だ」としている。

家裁の審判や、代理人の南和行弁護士(大阪弁護士会)によると、西日本に住む申立人は、自らを性同一性障害だと思い込んで精神科を受診するようになり、2011年にタイで性別適合手術を受けた。同年に国内の精神科医2人に性同一性障害との診断を受けた後、性別の変更を認める特例法に基づき、家裁に申し立てをし、認められた。

だがその後、「生活の混乱の中で思い込んでしまったが誤りだった」と後悔するようになり、日常生活も元の性別で送るようになった。昨年6月に変更の取り消しを求めて家裁に申し立てをし、当初診断した医師の1人による「本人が強く思い込んだことで誤診した」との意見書を家裁に提出。家裁は意見書を根拠に誤診を認め、申立人が元の性別で日常生活を送っていることも考慮して、変更を認めた審判を取り消した。

04年施行の性同一性障害特例法はいったん変更した性別の再変更は想定していない。性同一性障害の診断経験が豊富な針間克己医師は「特例法は、性別の自認は『揺らがない』という前提だが、まれに揺らぐ人はいる。医師が慎重に見極めなければならないが、本人の社会生活のため、一定の条件下では取り消しを認めた方がよく、家裁の判断は妥当だ」と評価した。(千葉雄高)

『朝日新聞』2018年3月1日19時12分
https://www.asahi.com/articles/ASL3156DVL31UTIL02T.html?iref=comtop_8_01
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トランスジェンダーは今までもずっと普通の店で買ってきた [現代の性(性別越境・性別移行)]

2月28日(水)

トランスジェンダーは、今までもずっと、服も、下着も、靴も、化粧品も、あるいは着物も、一般(普通)の店で買ってきた。

トランスジェンダーに対して露骨な差別があるアメリカのような「後進国」とは違い、ほとんどの日本の商店は、ずっと差別なく商品を売ってくれた。

Trans-womanの場合、洋服や靴にはサイズの制約はあるが、それはトランスジェンダー故の不便ではなく、大柄・大足の女性と同じ不便さだ。

もし、今までトランスジェンダーは必要な物が買えなかったかのように言う人がいるのなら、それはあきらかな誤り。

新宿でトランスジェンダー対応の経験値が高いのは、デパートでは「伊勢丹」。
伊勢丹の化粧品売り場の「お試しになりますか?」で技術を習った人はけっこういるはず。
浴衣や水着のサイズ展開も早かった。
伊勢丹のトールサイズの浴衣はありがたかった。

靴は、東口にあった「ワシントン」と、小滝橋通りに今も健在な「ten」。
とくに「ten」はニューハーフさんたちがよく利用していた。
着物は、南口の「ルミネ」にあった「三松」。
トランスジェンダーだからどうこうではなく、普通に接して普通に売ってくれた。

まあ、なかには後になって「噂」している店員もいただろうけど、こちらも普通に欲しい物を売ってくれればいいし、店も商品を買ってくれればお客様で、そんな関係で良かったのだと思う。

もちろん「LGBTフレンドリー」を掲げる店が増えるのは、悪いことではないが、私の世代は「丸井」みたいに「LGBTフレンドリー」をあまり表立って打ち出されると、かえって引いてしまう気がする。

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<LGBT>「自分らしく働く」オーダー就活スーツ人気
毎日新聞20180228.jpg
主に2019年春に卒業する大学生を対象にした企業説明会が3月1日に解禁される。就職活動の本格化を前に、自分の心や体に合ったリクルートスーツを注文できるサービスがLGBTなど性的少数者の学生の人気を集めている。エントリーシートに性別の記入を求めない企業も増えており、性的少数者を巡る環境が変わりつつある。

既製品のスーツは一般的に男女別に売られ、上着のあわせが逆などデザインが異なる。サイズも性別でほぼ幅が決まっており、心と体の性が異なるトランスジェンダーの学生が心の性でスーツを選ぶと体形に合わないこともある。初対面の販売員への相談も難しく、スーツ選びが就活の最初の壁となっている。

LGBTをサポートするNPO法人ReBit(リビット、東京都)は悩みを解決しようと、オーダースーツを展開する丸井グループと協力し、LGBTについて研修した販売員が90分かけて個別対応するイベントを全国4店舗で企画した。

戸籍の性別を女性から変えたトランスジェンダーの男性(26)は24日、転職活動で着るスーツを求めて有楽町マルイ(東京都千代田区)のイベントに参加した。大学4年の就活は女性用スーツで面接に臨み「つらかった」という。この日は採寸して、男性型スラックスの腰回りを調整してもらうことにし、「販売員が話しやすく、初めてスーツ選びが楽しいと感じた」と満足げに話した。他にも5人が足を運んだ。

企業の意識も変わり始めた。経団連が昨年3月に233社から回答を得たアンケートによると、LGBTに関する取り組みを実施、検討中なのは76%。このうち49%がエントリーシートの性別記入欄の廃止、採用担当者やリクルーターの研修など採用活動での配慮を挙げた。

リビットの薬師実芳代表(28)は「LGBTへの理解が少しずつ広がっている。スーツの選択肢が増えたこともその一つ。セクシュアリティーに関わらず自分らしく働くためのきっかけになれば」と話した。【水戸健一】

 【ことば】LGBT

レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害などの心と体の性が一致しない人)の英語の頭文字を取った用語。性的少数者の総称として使われることが多い。トランスジェンダーの場合、医学的基準で「性同一性障害」と診断され「20歳以上」「現に婚姻をしていない」などの条件を満たせば、戸籍上の性別の変更が可能になる。

『毎日新聞』2018年2月27日(火) 21:29配信
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2月28日(水)確定申告の下処理 [日常]

2月28日(水)  曇り 夜中雨  東京  14.7度  湿度34%(15時)

12時、起床。
昨日はハードだったので、今日は休息。

朝食は、アマンドショコラとコーヒー。
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「日記」を書く。

昼食は、ベーコンエッグとトースト。
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ちょっと足りないので生ハムのサラダ。
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午後、確定申告の下処理。
源泉徴収票、領収書の整理はできているので、計算だけ。

夕食は、息子が買ってきたモツを炒める。
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野菜炒め。
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茄子と油揚げのお味噌汁。
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私は「金のさんま」(気仙沼「斉吉商店」)。
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お風呂に入って温まる。
就寝、2時半。


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新宿二丁目「洋チャンち」へ [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

2月27日(火)
(続き)
21時、長谷川博史さんに案内していただき、二丁目「ゲイタウン」の「新千鳥街」の外側にある「洋チャンち」へ。
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5~6人も入れば満席のような小さなお店だが、壁面には来店した著名人の写真やサインがびっしり。

店主の「洋ちゃん」は1937年(昭和12)年生まれで、御年81歳。
1950年代後半から60年代、美貌のゲイボーイとして知られたケニーさんにかわいがられた方。

戦後混乱期の浅草からスタートして、銀座、新宿ゴールデン街・花園街、二丁目「新千鳥街」の中と遷って、今の「新千鳥街」の外側のお店に至る。

新宿花園街の奥に店を出したのが1965年(昭和40)、二丁目に移転したのは1973年(昭和48)とのことで、草創まもない70年代初頭の新宿「ゲイタウン」を知る数少ない方。

その頃の二丁目は「静かで人がいない街」「(新宿という)龍の尻尾の、また先っぽのような(外れてしまった)街」だったとのこと。

ここには書き切れないが、いろいろ貴重なお話をうかがう。

自著の手直し作業で、最後まで位置が確定できずにいた1960年代に新宿にあった小さな飲み屋街「緑苑街」について、「洋ちゃん」のお話の中で出てきた「緑苑街のボンソワール」の一言で一気に問題が解決したのは、私にとっては大収穫。

23時20分、辞去。

私たちが見えなくなるまで、洋ちゃん、ずっと手を振っていてくださった。
必ず遠からず、またうかがいます。

長谷川さん、とてもありがたい縁を結んでいただき、ほんとうにありがとうございました。

0時20分、帰宅。
お風呂に入って温まる。
疲れていたが、興奮していて寝られず、さっそく原稿の手直し。

就寝、4時半。
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