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3月28日(水)南伊豆・下田へ(1日目の1) [旅]

3月28日(水)  晴れ  稲取  24.5度 

心身の疲労が限界に近いので、1泊だけだけどが、家猫さんといっしょに南伊豆の温泉へ。

9時、家を出る。
ウチ(川崎市中原区)の近所、ソメイヨシノほぼ満開。
定点観測のグラウンドの桜
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バナナ倉庫裏の若木。
今年は見事に花をつけた。
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武蔵小杉のタワーマンションと桜。
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武蔵小杉駅09時45分発の「スーパービュー踊り子3号」に乗って、家猫さんと南伊豆へ。

車中、熟睡、目が覚めたら伊豆の海。
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心身ともに疲れているのを自覚。

12時11分、伊豆急下田駅に到着。
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朝から右足の具合、良くない。
痛みの程度、5段階の4、大発作の一歩手前。

昼食は、駅前の「網元料理・徳造丸」。
金目鯛煮魚の大漁膳(2400円)。
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ちとお高いが、大きい煮付けが2切。
ご飯が薄黄色なのはクチナシで色が付けてある(この地方の伝統)。
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家猫さんに分けてあげる。

マンボウのセンビロ(500円)。
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マンボウ、初めて食べる。
センビロは「百尋」で腸のこと。
真っ白で弾力があり少しコリコリした食感。
でも味がない。
酢味噌なら酢味噌の味、お醤油つけるとお醤油の味で、オリジナルの味がない。

稲取特産の「天草」。
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こういう形では、初めて見た。
1俵(25kg)、ところてん1000食以上が取れる。

ロープウェイで、寝姿山に上る。
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山のあちこちが白い。
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いろいろな種類の桜が咲いている。

寝姿山から、天然の良港・下田湊を望む。
お天気は良いが、春霞で、伊豆の島々は見えない。
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桜と黒船号(遊覧船)
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大好きな桜と海。
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のどかな景色に、鬱々とした気分が晴れる。
でも、足が痛い。

寝姿山の桜はやっと5分咲きくらい。
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南伊豆なのに東京近郊より明らかに開花が遅い。
海風が当たるからかも。
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寝姿山から下りて、下田港まで800mほど歩く。
実は、ここがいちばん辛かった。

港近くの「下田富士屋ホテル」、完全に廃墟化している。

港内遊覧船「黒船・サスケハナ号」に乗船。
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ペリー提督の旗艦(本物の)サスケハナ号は全長78.3mで、当時としては巨船。
遊覧船はその4分の1ほど。
「サスケハナ」は、アメリカ・ペンシルベニア州を流る川の名前。
アメリカ先住民の言葉で「広く深い川」を意味する。

ずっと以前に乗っているので、何が見たいわけではなく、海に出て、気晴らしがしたかっただけ。

海から見る下田。
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須崎半島。須崎の御用邸は向こう(外海)側。
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カモメは低空飛行、その上に鳶が飛ぶ
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黒船に密航しようとした吉田松陰が隠れていた弁天島。
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地層がきれいに見える

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「GID学会」で、うれしかったこと [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月27日(火)

「GID学会」の会場で、旧知の(たぶん)脳性麻痺でお身体が不自由な車椅子の方が「文字盤」を使って「自分と同じ歳なのだから、まだ引退しては駄目だ」と伝えてくださったのが、いちばんうれしかった。

「GID学会」における私の役割は、今回で果たしたと思うが、学会との関わり方を、今後どう変えていくかは、これからゆっくり考えよう。

でも、次々年の研究大会の場所が決まらない(引き受け手がない)など、学会自体がかなり危機なわけで、私よりあちらの寿命の方が早く尽きるかもしれない(笑)


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「染谷研究室」に書評 [女装と日本人]

3月27日(火)

国文学者の染谷智幸先生(茨城キリスト教大学,文学部,教授)が、ブログ「染谷研究室」で、拙著『女装と日本人』(講談社現代新書。2008年)を取り上げてくださった。
http://someyatomo.seesaa.net/comment?article_id=458369255
刊行後、10年も経っているのに、こうして書評してくださる方がいること、著者として、これ以上うれしいことはない。
ありがとうございました。

なお、『女装と日本人』は、4月に第3刷が出ます。


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3月27日(火)都心の桜、満開 [お仕事(調査)]

3月27日(火)

10時半、起床。
朝食は、洋梨のデニッシュとコーヒー。
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まだ身体が辛いが、今日は日常業務に戻る。

13時20分、家を出る。
昼食は武蔵小杉駅構内の「しぶそば」で
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↑ 季節の天麩羅そば(480円)

14時半、広尾の都立中央図書館へ。
調べ物。
16時半、国会図書館へ移動。
調べ物。

図書館の「はしご」はやっぱり疲れる。
でも、行く先々で、満開の桜が癒やしてくれた。

自宅近く、バナナ倉庫裏の若木。
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足下では、カラスノエンドウの花。

有栖川公園
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南部坂上(ドイツ大使館)
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広尾(駐車場)
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国会図書館
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桜と月
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19時過ぎ、帰宅。
夕食は、牛肉と野菜の炒め物。
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海鮮シュウマイ。
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生野菜。
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お風呂に入って髪を洗う。
収集した資料の整理。

明日から旅行なので、早寝。

就寝、2時

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トランスジェンダーはよくしゃべる? [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月27日(火)

シンポジウム5「私達がつくる明日」の後、ある方の感想。

「トランスジェンダー自認の人は、性同一性障害自認の人に比べて、挨拶をちゃんとするし、よくしゃべる、話が上手」

挨拶をちゃんとするのは、体育会的気風があるからだと思うけど、そう言われれば、年配のトランスジェンダー(私、いつきさん、とまとさん、いずみちゃん)はよくしゃべる。
今回のシンポジウムで、若手のトランスジェンダーもよくしゃべることを確認。

で、針間先生に聞いてみた。
「うん、そうだね。挨拶にしろしゃべりにしろ、コミュニケーション・スキルなわけで、そこらへん差があるのだろうな」

なるほど・・・。

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自分の名前をローマ字で書けない人が、性別適合手術のためタイにいく話 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月27日(月)

「GID学会」でいろいろな方からいろいろな話を聞いていると、つながる(符合する)ことがある。

針間先生の大会長講演で、性別違和の診断の際に考慮することとして「発達障害に加えて、最近は知的障害も」というお話があった。

ところで、日本からタイに行く場合、飛行機の中でタイへの入国カードを書く。
私もバンコクに行く度に書いたが、当然、日本語ではなく英語(アルファベット)で記入する。
で、ある方から、性別適合手術のためタイに行く人で、入国カードに名前を記入する際、自分の名前をローマ字で書けない人がいるという話を聞く。

「なるほどそういうことか」と、つながった。

単なるディスレクシア(識字障害)という可能性もあるが、どうもそんな感じではない。
識字障害だとすると、識字障害と性別違和がそんなに重なるのか?という疑が浮かぶ。

性別適合手術をうける際に、当然、インフォームドコンセントを受けて、手術を受ける意思が確認されるわけだが、それは説明を理解する知的能力(認識力)があることが前提になる。
戸籍変更の場合も同様で、戸籍変更の意思が確認されなければならない。

そうした際の知的能力の線引きって、どうなっているのだろう?

性別適合手術や戸籍変更の意思確認(自己決定能力)という点で、実際、かなり微妙な、危ないケースがあるのだろう。

障害者手帳をもっていれば、それなりの対処がなされるシステムがあるわけだが、そこから漏れてしまった人がいて、あることに対処する必要が生じたときに問題化するということ。
線引きが難しいグレーゾーンを考えておかないと、いけないように思う。

個別の状況を把握して対処するのは精神科医の役目で、針間先生のようなクリニックでは、それが機能していると思う。
ところが、アテンド会社と契約して1日でGID診断書&性別適合手術の意見書がでるようなクリニックを受診し、その夜にはバンコク行きの飛行機に乗っているようなケースでは、チェック機能が働かない。
困ったものだ。

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性別適合手術で保険適用は、わずか3病院 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月27日(火)

性別適合手術の健康保険適用から(有資格の)札幌医科大学が下りたのが驚き。
現在、通院中のほとんどの患者さんが「混合診療」になり保険適用外になるので、認定医療機関になる意味がないという判断のようだ。

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性別適合手術、3病院で保険適用 4月から

体の性と心の性が一致しない性同一性障害(GID)の人が体を心の性に合わせる「性別適合手術」について、4月から公的医療保険が適用される実施医療機関が25日、3カ所に決まった。ただ、保険適用外のホルモン療法と併用すると保険が利かないため、費用負担が減る人は少数にとどまりそうだ。

GID学会がこの日の理事会で、山梨大学病院(山梨県中央市)、岡山大学病院(岡山市)、光生病院(同)を認定施設として承認した。いずれも学会が認定する医師が在籍し、「20例以上手術実績がある」など、公的保険で手術が受けられる国の基準を満たしている。

性別適合手術は当事者団体などからの強い要請を受け、新年度の診療報酬改定で保険適用が決まった。だが、ホルモン療法は適用外のままになった。性別適合手術と併用したら全額自己負担となる「混合診療」とみなされる。

性器の切除や卵巣の摘出などの手術を受ける人は、その前に自認する性別に体を近づけるためホルモン療法をする人がほとんどだ。このため手術に公的保険が適用され、原則3割負担となる人は限られそうだ。

GID学会の中塚幹也理事長(岡山大教授)は、「ホルモン療法が性同一性障害の治療に有効であることをデータで示した上で、引き続き保険適用を求めていく」と話している。
(水戸部六美)

『朝日新聞』2018年3月26日06時00分
https://digital.asahi.com/articles/ASL3V05NWL3TUBQU00C.html?rm=365
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3月26日(月)疲労残り [日常]

3月26日(月)

週末が超ハードだったので、今日はゆっくり眠ろうと思ったのに、睡眠5時間半(4時~9時半)で目が覚めてしまう(←老人)。

朝食は、カカオ・ド・クレームとコーヒー。
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仕方ないので、午前中、24日(土)の講演原稿を微修正して講演録をブログにアップ。

お風呂を沸かし直し、ゆっくり入って、髪と身体を洗う。

昼食は、久しぶりに家で普通にご飯。
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ぶりのみりん干しを焼く。
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海鞘(ほや)の酢醤油漬け。
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午後は、「GID学会」のトピックをいくつかの短い文章にまとめる。

夕方、急に疲労感が強まり、2時間ほど夕寝。

夕食は、牛肉を炒める。
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野菜炒め。
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夕食の後も1時間ほど仮眠。

お風呂に入って温まる。
明日は、平常業務に戻る予定。

就寝、3時半。


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アメリカ大統領府、再度、トランスジェンダーの軍務禁止を発表 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月26日(月)

ともかく、トランスジェンダーを軍から排除しようということ。
トランプ大統領より、ペンス副大統領の意向が強く働いていると思う。

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米、トランスジェンダーの軍務禁止を発表 例外措置も

(CNN) 米ホワイトハウスは23日、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人々が軍務に就くことを一部の例外を除き禁じる方針を発表した。

ホワイトハウスによれば、軍務禁止の対象となるのは、「性別違和」の診断を過去に受け、又は現在受けているトランスジェンダーの人々。投薬や手術を含む治療が必要な可能性のある個人がこれに相当する。

トランプ米大統領は昨年ツイッターで、トランスジェンダーの人々が軍務に就くのを「いかなる資格」においても禁止すると表明し、その後禁止を指示する文書にも署名。これを受け、国防総省が方針の見直しを進めていた。

ホワイトハウスのサンダース報道官によれば、トランプ氏は新たな方針の導入にあたり以前の自身の指示を撤廃した。新方針の策定作業では、軍民両方の指導者がマティス国防長官の指示のもとで徹底的な調査を行ったという。

新方針に関する国防総省の文書によれば、軍務禁止の例外となるのは、入隊前に36カ月連続で生物学的な性別で安定していた者▽ジェンダー(社会的な性)の変更を必要としない軍要員▽オバマ前政権の方針に基づき軍務を開始した隊員など。

トランプ氏が昨年ツイッターで禁止方針を発表したのを受け、トランスジェンダーの軍要員は裁判所に提訴。裁判所は実施差し止めを命じている。国防総省の報道官は、同省は裁判所命令の順守を継続し、トランスジェンダーの要員の雇用も維持すると述べた。

同省は今年2月、初めてトランスジェンダーとして米軍入隊の契約書にサインした者がいると明らかにしていた。

性的少数者(LGBT)の支援団体は、今回の方針発表を、国に命をささげる人々を差別するものだと非難。米国人権協会の幹部は「政策を装ったトランスジェンダーに対する嫌悪だ。新たな証拠の評価に基づく方針ではない」と語気を強めた

「CNN」2018.03.24 Sat posted at 14:49 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35116624.html
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3月25日(日)GID学会(2日目) [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月25日(日)  晴れ  東京  19.3度  湿度38%(15時)

第20回「GID学会」終了。
参加者634名、過去最大。
大会長の針間克己先生の大胆かつ細心のプログラムと、会場費を惜しまなかった男気の成果。

「LGBT時代」の東京での開催ということで、会場には、T(トランスジェンダー)だけでなく、G(ゲイ)の活動家の姿も目立った。
医療者とGID当事者だけだった会からは、ずいぶん幅が広がり様変わり。

2日目の私は、最終のシンポジウム5「私達のつくる明日」の座長。
私にとって20年目で初めての座長。

当初の予定は、トランスマン3人、トランスウーマン1人のはずだったが、トランスウーマンの方が議会の都合でキャンセルされ、トランスマン3人になってしまった。
 杉山文野さん(東京レインボープライド共同代表)
 細田智也さん(埼玉県入間市議会議員)
 薬師実芳さん(NPO法人ReBit代表)
ちなみに、この人選に私は関与していない。
批判がある方は、針間先生にどうぞ。

このままのメンバー構成だと、トランスウーマンの「明日(未来)」がなくなってしまうので、昨夜の懇親会の折に、急遽、トランスウーマンお2方にお願いして、指定討論者として登壇していただく。
 中西ゆうきさん(大阪府立大学大学院生)
 保坂いずみさん(北海道根室市議会議員)

メンバーが増えたので、大会長のご厚意で、10分延長(80分)。
5人の方に、ご自分の活動や今後について語っていただく。

中西さんの「トランスジェンダーは開拓者なんです。子供たちも、私も、他の人も、トランスジェンダーの誰もが新しい場所を開拓しているんです」というスピーチ、とても良かった。
私も微力ながら、トランスジェンダーとして学術と大学教育の分野を開拓した。

私の世代からすると、トランスジェンダーの方が、こんなにいろいろな分野で活躍されていること、20年前には夢にも思わなかったことで、その間に日本社会が大きく変化したことを示していると思う。

私から「世の中で活動するにあたって、トランスジェンダーを名乗るか、名乗らないか?」という質問をした。
杉山さんの「いつかトランスジェンダーと名乗らなくてもいい社会を作るために、今はトランスジェンダーと名乗る」
という答え、まさに我が意を得た思い。

今はまだ過渡期だが、いつかいちいちトランスジェンダーと名乗らなくてもいい(必要があれば堂々と名乗る)社会になって欲しい。

最後に「これで、次の世代に松明(たいまつ)は引き継がれました。老兵は安心して消えることができます。皆さん、あとはよろしくお願いします」と述べて閉会。

締めの言葉について「『松明』じゃなくて『バトン』ではないか」という指摘があったが、これは、1961年1月21日のアメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディの就任演説の一節、「今世紀に生まれたアメリカ人の新しい世代に、たいまつは受け継がれた」を踏まえている。

登壇してくださった5人の皆さん、そして機会を作ってくださった大会長の針間克己先生、ありがとうございました。

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記念撮影。
左から、左から杉山文野さん(報告者)、針間克己先生(大会長)、三橋順子(座長)、細田智也さん(報告者)、中西ゆうきさん(指定討論者)、薬師実芳さん(報告者)、中塚幹也先生(学会理事長)、保坂いずみさん(指定討論者)。
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ところで、「GID(性同一性障害)学会」の次の学会名称、国際感覚のある理事(医師を含む)や、私を含むトランスジェンダリズム派の会員は「性別移行の脱病理化の世界的趨勢を踏まえて、疾患名を学会名にするのはもう止めよう、キーワードは『トランスジェンダー』と『健康』」と主張している。
具体的には「トランスジェンダーの健康学会」とか。

しかし、中塚幹也理事長は、世界の情勢とか関係なく「GI(性別不合)学会」のような疾患名を入れた学会にしたいようだ。
来年度の研究大会まで、約1年間、攻防が続くことになる。

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