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皆既月食 [天文・気象・生物]

1月31日(水)

曇天の予想だったが、晴れた。

21時00分
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21時34分
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21時49分 皆既直前
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21時54分 皆既
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(息子の一眼レフカメラで撮影)

肉眼で見た感じに近い画像(22時09分)。
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(私のコンデジカメラで撮影)

50年以上、月食を見てきた経験からすると、かなり暗く、かつ赤い月食のように思う。



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都留文科大学「ジェンダー研究1」レポートの整理 [お仕事(講義・講演)]

1月31日(水)

都留文科大学「ジェンダー研究1」の単位レポートの整理。

箱から出して、まず6+1(新設)学科に仕分けして、次に学年で仕分け(25分類)。
それぞれを名簿順に並び換えて、記帳する。

3時間もかかってしまった。
肩が凝った、腰が痛い・・・。

A組 125本(提出率94.0%)
B組 265本(提出率96.4%)
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計  390本(提出率95.5%)

400本と覚悟していたが、それよりちょっと少なかった。
これからこれを10日間で読む予定。

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1月30日(火)今日も一日中、採点 [日常(料理・食べ物)]

1月30日(火)  晴れ  東京  6.6度  湿度36%(15時)

11時、起床。

今日も「お籠り」で一日中レポート読み。
関東学院大学「セクシュアリティ論」(162本)の採点、終了。

夕食は、鶏もも肉と野菜のトマトシチュー。
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前回は、トマトが足りず、パプリカ味が強くなってしまったが、今回はトマトたっぷり。

家猫さんが、たくさんスリスリしてくれた。
うれしい。

就寝、3時。

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GID学会・第20回記念研究大会・講演の抄録 [お仕事(講義・講演)]

1月30日(火)

GID学会・第20回記念研究大会(3月24・25日:東京・御茶ノ水)の抄録の原稿(月末〆切)を事務局に送信。
研究報告じゃなく特別講演だし、これが(たぶん)最後になるので、言いたこと言えばいいわけで、1時間ほどで書いてしまった。

ちなみに演題は「GID学会20年の歩みをふりかえる―医療者でもなく、当事者でもなく―」。
抄録なので、ごくあっさりで、あまり毒は吐いていない。
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「GID学会」第20回研究大会 特別講演(抄録)

GID学会20年の歩みをふりかえる
      ―医療者でもなく、当事者でもなく―

  明治大学文学部  三橋順子

「GID学会」第20回の記念大会、そして国際的な疾病リストから「性同一性障害」という病名が消え、性別移行を望むことの脱精神疾患化がようやく達成されるであろう画期的な年に、講演の機会をいただきましたこと、たいへん光栄に思います。

私は「医療者でもなく、当事者でもなく」という視点から、日本における「性同一性障害」医療の立ち上げ、そして「GID学会20年の歩み」を見てまいりました。いつの間にか、数少なくなった20回連続出席の1人として、過去を振り返ることで問題点を指摘し、未来を考えるお話をしたいと思います。

過去の問題点の第一は、「性同一性障害」医療の立ち上げに際して、既存の性別越境者のカテゴリーと円満な関係を築けなかったことです。

具体的に言えば、商業的トランスジェンダーであるニューハーフ、あるいは大都市の盛り場を拠点にした女装コミュニティと連携することなく、むしろそうした人々を排除することで「性同一性障害」医療が立ち上げられたことは、差別の再生産を生んだだけでなく、既存のコミュニティが長年にわたって蓄積してきた様々な性別越境のノウハウに学び、受け継ぐことを困難にしたという点で、大きな損失だったと思います。

問題点の第二は、性別越境をめぐる世界の動向にあまりにも無関心だったということです。1990年に同性愛の脱病理化が達成された後、欧米、そしてアジアのトランスジェンダー活動家は性別移行の脱病理化、少なくとも脱精神疾患化を目指しました。その動きは2010年代初頭のDSMの改訂、そして2010年代中頃~後半のICDの改訂をめぐる議論の中で高まっていき、今年5月採択予定のICD-11における脱精神疾患化に結実しようとしています。

ところが、日本では、その間、世界の趨勢と逆行し、性別移行の病理化が徹底的に進められ、世界的に見てきわめて特異な「性同一性障害大国」([コピーライト]Yuko Higashi)が現出してしまいました。疾患名である「性同一性障害」をアイデンティティとして名乗る「性同一性障害者」がこれほどたくさんいるのは日本だけです。

ICD-11で「性同一性障害」が消え、性別移行を望むことの脱精神疾患化が達成された後、日本の性別移行医療をどう再構築していくか、今後、数年間の喫緊の課題です。人権を踏まえた広い視野でトランスジェンダーの健康と福祉を増進するような医療システムができるだけ速やかに構築されることを願って止みません。


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