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私って「器用」なのかなぁ? [日常]

10月30日(月)

私って「器用」なのかなぁ?
自分ではすごく「不器用」だと思うのだけど。

「器用」だったら、性別移行の「病理化」を拒否して突っ張ったりせずに、もっと「病理化」のメリットをうまく使って(つまみ食いして)、楽に生きていると思うけど。

そうしなかったことで、自分の思考と行動の一致は保てたけど、現実の社会を生きていく上ではずいぶん損をしたと思う。

自分の生き方に後悔はないけど、他人から「器用に生きている」と言われると、やはり考え込んでしまう。
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まつ乃家栄太朗さん「女形芸者 私の生きる道」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月30日(月)

『日本経済新聞』2017年10月27日朝刊(文化欄)
まつ乃家栄太朗さん「女形芸者 私の生きる道」。
日本経済新聞20171027 - コピー.jpg
現在、日本唯一の「女形芸者」。
以前から応援しているが、ますますお忙しくなりそう。

男性でありながら女性の芸者さんと同じ女姿でお座敷に出る「女装芸者」は、1970年代くらいまで日本各地の温泉地などにいて、それなりに人気者だった。

(参照)
日本女装昔話 【第15回】女装芸者の活躍(その1)
http://zoku-tasogare-sei.blog.so-net.ne.jp/2012-10-01-1
日本女装昔話 【第16回】女装芸者の活躍(その2)
http://zoku-tasogare-sei.blog.so-net.ne.jp/2012-10-01-2
日本女装昔話 番外編 【第1回】女装芸者「市ちゃん」
http://zoku-tasogare-sei.blog.so-net.ne.jp/2012-10-01-3

1986年にお披露目をした東京向島の真佐緒姐さんが「最後の女装芸者」と言われたが、真佐緒さんが亡くなられるのとほぼ同時期に栄太朗さんが現れて「絶滅」を免れた。

拙著『女装と日本人』でも触れているが、女装芸者は、日本における女装文化の伝統、日本人の女装への親和性を示す存在である。
そういう文化の継承という意味でも、栄太朗さんのご盛業を願っている。

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「関西GIDネットワーク」が「関西GICネットワーク」に名称変更 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月30日(月)

NPO法人「関西GIDネットワーク(Kansai gender identity disorder network)」が「関西GICネットワーク(Kansai gender Identity clinic network)」に名称変更。

2018年改訂予定のICD-11で、疾患名としてGender Identity Disorderがなくなることに対応して。

世の中の動きにちゃんと対応していく姿勢に敬意。

http://www.kgn.or.jp/index.html



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『朝日新聞』2017年10月30日朝刊「性別変更 元に戻せない 思い込みで決断 後悔する人も」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月30日(月)

『朝日新聞』2017年10月30日朝刊「性別変更 元に戻せない 思い込みで決断 後悔する人も」
朝日新聞20171030 (2).jpg
この記事の件、最初、記者から話を聞いた時、「吃音→性同一性障害」の部分がまったく理解できなかった。

もう一度、説明してもらって「吃音→社会的疎外→社会活動する性同一性障害者→共感・羨望→性同一性障害者に同一化願望」ということなのか…と、理解したが、それはどう考えたって、性同一性障害の診断基準に適合しない。

「いったいどこの病院で診断書を出したのですか?」と尋ねると、そもそも性同一性障害の診断なしで、いきなりタイに行って手術してしまったとのこと。
現在ではほとんどないケースだが、2000年代初頭まではあった。

で、手術して帰国後、2003年7月に「性同一性障害特例法」ができて、戸籍の性別変更が可能になった(2004年7月施行)。
そこで、性別変更のために後付けで性同一性障害の診断書をもらおうということになった。
ここで診断書が出なければ、戸籍の性別変更はできないわけで、今回の再変更問題も起こらなかった。

ところが、難航したものの性同一性障害の診断書が出てしまった。
そこには、針間先生がコメントで述べているように「本人が強く主張すれば、その通り診断してしまうことはあり得る。先に性別適合手術を受けてきた場合はなおさらだ」という事情があった。
(そうしたケースがあるのは私も聞いていた)

とはいえ、性同一性障害の診断基準に合致しない人に性同一性障害の診断書を出してしまったわけで、あきらかに「誤診」。
(どこの病院が出したかも知っているが言えない。「はりま」ではない)

ということで、本人の過剰な思い込みと専門医の「誤診」の結果が、今回の性別再変更問題の原因である。
ただし、こうした事態は、きわめてレア・ケースである。
性別変更事例7000例の内、再変更の事態になったのは、確認できる限り3例のみ(0.04%)。
表沙汰になっていないケースを入れても1000例に1例くらいだろう。
あくまでも特異事例と考えるべきだと思う。

ただし、特異事例だから「自業自得」(自己責任)で放置すればいいかと問われると、研究者の立場からは「放置でいい」とは言えない。
なんらかの救済措置が必要というコメントになってしまう。

この方の場合、現状が性同一性障害だと思う。
だから、(現状)女性の性同一性障害者として、GID特例法に基づいて、女性から男性への性別変更の手続きをとるのがよいのではないか、とアドバイスをした。
GID特例法は、再変更は想定していないが禁止もしていない。
男性から女性に変更した時とは別の医師に診断書を書いてもらい、男性→女性の変更を申請した家裁とは別の家裁に女性→男性の申請すれば、法律&司法実務上の問題はないと思う。



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10月29日(日)ほうとう [日常(料理・食べ物)]

10月29日(日)  雨  東京  14.8度  湿度100%(15時)  

10時、起床。

今日も、お休み。
9~10月と走り続けたが、10月末になって、やっと少し余裕ができた。

朝食は、りんごパン。
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昼食は、家猫さんが買ってきた「石狩鮨」。
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台風22号、南岸を通過。
雨はともかく、風はたいしたことなかった。

夕方、小野さやか監督のドキュメンタリー映画「恋とボルバキア」を見る。
簡単な感想を書く(別掲)。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-10-29-2

夕食は、野菜&鶏肉たっぷりの「ほうとう」(山梨県の郷土料理)。
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「ほうとう麺」は都留文科大学の帰り、乗り換えの大月駅の売店で購入。
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身体が温まる。
ああ、おいしかった。

お風呂に入って温まる。
就寝、2時半。

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