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医学の世界でも「性同一性障害」の死語化が進む [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月7日(土)

最近刊の『ホルモンと臨床』(医学の世界社)63巻 4号 2015年 4月号(実際は2017年10月刊行)の特集が「内分泌科医が理解すべきトランスジェンダー」であることに注目。

内分泌系の医学雑誌の特集名が「トランスジェンダー」であることが画期的。
数年前だったら、ここは間違いなく疾病概念である「性同一性障害」だったろう。

医学・心理学系の雑誌の特集名から「性同一性障害」が消えていく流れは、2016年からはっきりしてくる。

2016年2月刊『精神療法』(金剛出版)
 特集「セクシュアル・マイノリティ(LGBT)への理解と支援」
2016年8月刊『精神科治療学』(星和書店)
 特集「LGBTを正しく理解し、適切に対応するために」
2016年9月刊『こころの科学』(日本評論社)
 特別企画「LGBTと性別違和」
2017年10月刊『ホルモンと臨床』(医学の世界社)
 特集「内分泌科医が理解すべきトランスジェンダー」

医学の世界でも「性同一性障害」という言葉が死語になりつつあることが、はっきりわかる。
2018年中には国際的な疾患リストから「性同一性障害」という病名は完全に消えるわけで、少しでも先を見る目があれば、当然の流れなのだが。

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『ホルモンと臨床』(医学の世界社)「特集/内分泌科医が理解すべきトランスジェンダー」 [お仕事(執筆・成果)]

10月7日(土)

『ホルモンと臨床』(医学の世界社)63巻 4号 2015年 4月号(実際は2017年10月刊行)は、「特集/内分泌科医が理解すべきトランスジェンダー」。
ホルモンと臨床201504.JPG
【目次】
「序:なぜ内分泌科医はトランスジェンダーを理解すべきなのか?」(佐々木掌子)
「日本における性別越境現象の歴史と現在」(三橋順子)
「ホルモン療法を求めて医療機関を受診するものの多様性」(針間克己)
「トランスジェンダーの性指向と性行動」(石丸径一郎)
「トランスジェンダーと「声」」(正岡美麻)
「性別違和を持つ子どもと周囲への心理教育」(佐々木掌子 )
「トランスジェンダーの児童・生徒と学校」(土肥いつき)
「思春期の二次性徴抑制療法について」(高谷竜三)
「男性化ホルモン療法の臨床と課題」(舛森直哉)
「女性化ホルモン療法の臨床と課題」(石原 理)
「性同一性障害の外科治療の現状と課題」(百澤 明)
「GID(性同一性障害)学会の活動と取り組むべき課題」(中塚幹也)
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(私以外)すごく充実したラインナップ。
それにしても、なんでいちばんヤバいことを書いた論考を前の方に並べるのだ? 冷や汗もの。

医学雑誌なので、お値段が高い(2600円+税)ですが、図書館などで、ご覧になってください。

【追記(8日)】
針間克己先生の論文「ホルモン療法を求めて医療機関を受診するものの多様性」を読む。
性別移行の「典型的でないもの」の「多様性」に踏み込まれていて、おもしろかった。
「いわゆる『Xジェンダー』」「性欲や性反応に嫌悪感をもつもの」「女装をより楽しむ目的のもの」「あえて、両性具有的な身体特徴の獲得を目指すもの」など、「性同一性障害」という枠組には入らなかった存在が「トランスジェンダー」という形で枠を広げたことで可視化されている。

舛森直哉先生の「男性化ホルモン療法の臨床と課題」と石原理先生の論文「女性化ホルモン療法の臨床と課題」を読む。
性別適合手術だけでなくホルモン投与についても(男性ホルモン投与も女性ホルモン投与も)治療後の追跡データは海外のものがほとんどで、国内のデータがまったく乏しいことを改めて認識。
つまり、「治療」の効果が学術的には不明なわけで、これでは健康保険適用は難しいだろう。
効果不明の「治療」に保険を認めるほど、日本の健康保険システムは甘くない。
地道なデータの収集・蓄積と分析・論文化を怠ってきたツケは大きい。
でも、お医者さんって忙しすぎるのだよね。


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福島県沖でM5.9、最大震度5弱 [地震・火山・地質]

10月6日(金)

23時57分頃、テレビで緊急地震速報。
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10月06日23時56分頃、震源は福島県沖(北緯37.1度、東経141.2度)、震源の深さは約50km、地震の規模はM5.9。
福島県楢葉町、川内村で震度5弱。
津波の心配はなし。
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緊急地震速報の後、少し間があって、微小な縦揺れ、その後、横揺れが始まる。
揺れは大きくなかったが、長かった。
ウチは気象庁発表で震度1、体感で震度2。


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松茸の土瓶蒸し [日常(料理・食べ物)]

10月6日(金)

松茸シリーズ第2弾は、松茸の土瓶蒸し。
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23年前に逝った母にはほとんど料理を教えてもらえなかったが、松茸料理だけはなぜかレシピ(30年前の亡母のメモ書き)がある。
その通りに昨夜から上等な昆布で一番出汁をとり、今年も、おいしくできた。
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↑ 鯛の冊の残りをお刺身に

家猫さんがたくさんスリスリしてくれて、うれしい。

 


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10月6日(金)関東学院大学「セクシュアリティ論」第2講「セクシュアリティの基礎(1)ーセクシュアリティの構築性ー」 [お仕事(講義・講演)]

10月6日(金)  曇りのち雨  横浜  18.6度  湿度66%(15時)

10時、起床。
朝食は、グレープフルーツ・デニッシュアとコーヒー。
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シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んでシュシュを巻く。
化粧と身支度。
今日はかなり気温が低いので、完全な秋支度。
白と黒のジラフ柄のロング・チュニック(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網の膝下ストッキング、黒のショートブーツ、ワインレッドのバッグ。

昼食は、タイ風チキンカレー。
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12時15分、家を出る。
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曇天、冷涼。
今日は、右足が痛い。

東急東横線で横浜駅へ。
京浜急行ホームの「タリーズコーヒー」で時間調整を兼ねて休憩。
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13時16分発の特快(三崎口行)に乗車。
13時36分、金沢八景駅に到着。

13時46分発のバスに乗って関東学院大学へ。
14時、講師控え室へ。
レジュメは、前回分+10部の145部印刷。

15分前に教室(3号館5階502番)へ。
学生が1割ほど増殖している・・・。
少し多めに145部刷ったレジュメが15部ほど足りなくなる。
講師控室に戻り、増し刷り。
150人以上いる勘定。
誰だ「今年は少ないと思います」と言ったのは・・・。

15時10分、講義開始(10分遅れ)。
コメント票(受講動機)の感想を述べる。
第1講「ガイダンス-「性」を考えることの意味-」の残りを解説。
■ 「性」を考えることの意味
(1)「生」と「性」の不可分性
(2)「性」を内省することの必要性
(3)性別二元社会の仕組みを知る
--------------(ここから)------------------
(4)女性と性的マイノリティが果たしてきた役割
(5)「性」を考えることの普遍性と今日性

残り55分で第2講「セクシュアリティの基礎(1)ーセクシュアリティの構築性ー」に入る。
1 セクシュアリティ(Sexuality)とは何か?
2 セクシュアリティの構築性
3 セクシュアリティにおける「正常」と「異常」の問題性
--------------(ここまで)------------------
4 セクシュアリティ観の変遷

話し過ぎて、説明が残ってしまった。
16時30分、終了。
講師控室に戻り、後片付け。
16時50分、辞去。

雨が降り出す。
海辺なので風も強い。
バスを待つ間、少し濡れる。
16時59分発のバスで金沢八景駅へ。

18時、自宅最寄り駅に戻り、駅前の「ドトール」で休憩とコメント票の整理。
仕事帰りの家猫さんと合流して、「東急ストア」で買い物。
本降りの雨の中、いっしょに帰る。
19時過ぎ、帰宅。
(続く)

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東日本選挙区の情勢 [政治・選挙]

10月6日(金)

昨夜、東日本の各小選挙区の分析をしたけど、やはり、自民党は悪くない。
というより希望の党が良くない。

旧民進党系の候補は、もともと自民党候補に競り負ける人が多い上に、共産党が候補を立てる分が削られ、連合の組織的支援がなくなり、その分が浮動票の増加で埋まりそうもない。
自民党候補の厚い地盤を崩すまでにはいかない。

それ以外の希望オリジナルの候補は「玉」が悪すぎ。
小池代表のお膝元・東京でも、民主党系の前職、3区松原仁、15区柿沢未途、21区長島昭久、それと10区の若狭勝以外は、かなり厳しい。

新人で行けそうなのは1区松澤香くらいだろう。

今のところ、東日本では埼玉県が最大の激戦地。
ここで自民候補が地盤を守り、希望候補が伸びないと、東日本全体では自民党が圧倒しそう。

立憲民主党は、旧・民主党以来の地盤の北海道の各選挙区(1,3,4,6,8区)のいくつかと、枝野幸男代表の埼玉5区は確保しそう。
あと、宮城1区の新人候補(岡本章子)もいけるかも。
東京でも、小選挙区の当選は7区の長妻昭代表代行だけだと思うが、全体的に善戦しそう。

日本人はやっぱり「判官贔屓」であり、逆に「寝返り」にはきついということだと思う。





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