SSブログ

「東急プラザ」の「渋谷でふり返る60年代レトロ展」 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

10月20日(月)
渋谷「東急プラザ」の「渋谷でふり返る60年代レトロ展」の展示。
P1120755 (3).jpg
う~ん、微妙に違う・・・。
並んで見ていた60年配(私より少し上?)と思われる男性が「う~ん、なにか違うんだなぁ」とつぶやいたので、「そうですね、50年代が混じってますよね」と相槌を打つ。
P1120756 (3).JPG
P1120756 (4).JPGP1120756 (5).JPG
テレビをはじめとする家庭電化製品は、たしかに60年代のものなのだが、部屋全体の設えが古いのだ。
P1120757 (3).JPG
その熟年男性が若い係員に「このちゃぶ台は、60年代じゃないと思うよ」と言っていたとおり、ちゃぶ台や勉強机は60年代というより50年代だろう。

1960年代は、日本の庶民の生活文化が、和風から洋風へ大転換した時期。
家では和服で畳に座って食事をしていた形から、家でも洋服で椅子・テーブルに座って食事をする生活スタイルへ転換していく。
しかも、その転換は急速だったので、1960年と1969年ではだいぶ様相が違う。
それに、東京と地方、同じ東京でも山の手と下町、そして社会階層によって、転換時期がかなり違う。
だから、そこらへんの設定をちゃんとしないと、なんだかよくわからない展示になる。
たとえば、「1961年東京下町の工員さんの家庭」とか、「1969年、東京山の手の会社員の家庭」とか、細かく設定しないと、かえって復元が難しくなる。
まあ、博物館の展示じゃないから、そこまで求めるのは酷かな。
(以下、おまけ)
P1120759 (3).jpg
P1120760 (3).jpgP1120761 (3).jpg
(左)「エスエス製薬」のマスコット「ピョンちゃん」(7代目、1979年)←時代合ってない
(右)「日立製作所」のカラーテレビ「キドカラー」のマスコット「ポンパ君」(1968年)

同日辞任の女性大臣、『朝日新聞』の写真は19倍の差 [現代の性(一般)]

10月20日(月)
小渕優子経済産業大臣と松島みどり法務大臣の辞任を報じる『朝日新聞』2014年10月20日夕刊。
SCN_0041 (2).jpg
驚いたのは、2人の顔写真の大きさの違い。
試しに測ってみたら、小渕さんが12cm×12.5cm=150平方cm。
それに対して、松島さんは2.6×3.0cm=7.8平方cm。
その差はなんと19.2倍。

まあ、知名度、政治家としての期待度(将来性)に違いがあるのは確かだが、国務大臣という職責は同じ。
格から言えば、法務大臣の方が上。

ここまで露骨に差をつけるのは、やはり、「絵になる」か「ならない」という判断からだろうか。

男性の大臣が同日に辞任した場合、はたして写真の大きさにこんなに差がつくだろうか?
そう考えると、『朝日新聞』もまた女性政治家の容姿によって扱いに差をつけているのではないかという疑念を持たざるを得ない。