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10月9日(木)まだ風邪引き中 [日常]

10月9日(木)  曇り  東京  24.0度  湿度61%(15時)
10時、起床。
約12時間、ぐっすり眠って、熱は下がったようだ。
でも、まだ喉の具合がおかしい。

午後は、パソコン向かい、ブログにいくつか記事を書く。
でも夕方になると、疲れてしまい、やはり本調子には遠い。

夕食は、最後に残った大きな松茸をホイル焼きに。
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前回は、オーブントースターの初使用でちょっと加熱が甘かったが、今日はおいしくできた。
3包で260度、15分。

今日も早寝。
就寝、0時。

10月8日(水)風邪引き [日常]

10月8日(水)  曇り  東京  24.4度  湿度51%()

朝起きたら、声が全然でない。
昨日以来の風邪が悪化。
微熱もある感じ。
ともかく、声がこれでは仕事にならない。
8時半、メールで休講届を送信。

ということで、寝たり起きたりの一日。
起きている時は、あまり頭を使わない作業。
ブログに性別越境の資料を1つをアップする。
「女装の好きな男―僕のアルバムから―」(『内外タイムス』1956年12月5日号)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-10-08-3 

昼ご飯は、ベーコンときゅうりのオープンサンド。
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午後になってやっと声が出るようになる。

夜、皆既月食。
家でいちばん高性能のカメラを持っている息子に指示して撮影。
やっぱりコンパクトデジカメとは写りがまったく違う。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-10-08-4

夕食は、パートナーに買ってきてもらう。
お刺身盛り合わせ。
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牡蛎フライ。
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お風呂には入らず、早めにベッドへ。
就寝、22時。


次は蔵王山かな? 火山性微動、「御釜」白濁、山頂隆起 [地震・火山・地質]

10月9日(木)
これはまた、ずいぶん早手回しの公表。
御嶽山で火山性地震が増加していることを観測していながら公表せず、水蒸気爆発で63人?もの犠牲者を出したことを批判されたことが影響しているのは間違いない。
まあ、情報公開は望ましいことなので、これでいいのだが。

3年半前の東北地方太平洋沖大地震(2011年3月11日)の余波で、活動の活発化が懸念されたのは、東日本の中でも東北地方の火山。
蔵王連峰(宮城・山形県境、最高峰は熊野岳1,841m)は安達太良山(福島県、1728 m)などと並んでその「本命」だった。
(参照)2012年12月20日「海溝型の巨大地震の後の火山噴火」
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2012-12-20
蔵王連峰は、江戸時代の1600~1800年代にしばしば水蒸気噴火を繰り返し、降灰、噴石、火山泥流などで被害を出している。
噴火口に水が溜まった火口湖「御釜」は1625~94年の活動で形成された。
御釜(蔵王).jpg
1867年(慶応3)の 水蒸気爆発では、「御釜」が沸騰し、硫黄混じりの泥水があふれ、洪水となり死者3名を出している。
明治時代になっても活動は続き、1873年(明治6)、1894年(明治27)、1895年(明治28) 、1896年(明治29)、1897年(明治30) 、1918年(大正7年)と水蒸気爆発や「御釜」沸騰を繰り返した。
最後の顕著な活動は1940年(昭和15年) 4月16日の小規模な水蒸気爆発で場所は「御釜」北東の「鳥地獄」と呼ばれる場所だった。

ということで、いつ水蒸気爆発があってもおかしくない活火山。
今回の発表で気になるのは、わずかながら山頂付近の隆起が認められたこと。
これは注視すべき。
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<蔵王山>活発化、火山性の微動…注意呼びかけ
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仙台管区気象台は9日、宮城、山形両県にまたがる蔵王山(標高1841メートル)で、火山性微動や火口湖「御釜(おかま)」湖面の白濁を観測したと発表した。噴火予報は「平常」に据え置いたが、「火山活動の高まりが見られる。観光や登山で近づく際は注意を」と呼びかけている。

同気象台によると、9月30日~10月9日午前、火山性微動を計3回観測した。傾斜計は刈田岳の山頂が約2ミリ高くなったことを示した。8日午後には山形大の調査で御釜の湖面2カ所で白濁が確認された。いずれも約15分で消えたという。

東北大地震・噴火予知研究観測センターの三浦哲教授(地球物理学)は「山頂付近の隆起と火山性微動が同時に起きたのは珍しく、火山活動が活発化しているのは間違いない。ただ、噴火の危険が高まったと言えるほどの変化ではない。ただちに噴火予報を引き上げる必要はないだろう」と話す。

湖面の色の変化は1940年の小噴火の際にも見られたが、気象台は白濁と火山活動との因果関係は調査中としている。

蔵王山では昨年1月以降、計22回の火山性微動が発生している。今年8月には観測史上最多の106回の火山性地震が発生しており、監視が強化されている。【金森崇之、清水健二】
『毎日新聞』2014年10月09日 20:33

大韓帝国の「国璽」に対する疑問 [世相]

10月9日(木)
2014年4月のオバマ大統領の訪韓のお土産にアメリカから韓国に返還された「大韓帝国」(1897~1910年)の「国璽(こくじ)」が大邱博物館で展示されるそうだ。
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『大邱新聞』2014-10-08, 21:08:21
http://www.idaegu.co.kr/news.php?mode=view&num=143781
でも、これ「国璽」だろうか?

「国璽」は国家権力の標章として捺される印だが、東洋における歴史は意外に新しい。
日本では、古代律令天皇制の時代には、「内印(天皇御璽)」と「外印」(太政官印)」だけで「国璽」は存在しなかった。
「国璽」に近い印の最初は、1860年(万延元)「日米修好通商条約批准書」に捺されている「「日本政府之印」(方3寸4分)で、これは徳川幕府の老中堀田正睦が定めたものらしい。
イギリス、アメリカなどは以前から「国璽」を使っていた。
アメリカと条約を結ぶに際して、徳川幕府が日本国を代表していることを示す印象が必要だったのだろう。

本格的な「国璽」は、明治新政府になってからで、1971年(明治4)年5月大蔵卿伊達宗城を全権大使として清に派遣する際に、篆刻家の小曽根乾堂に命じて新たに「大日本國璽」(方2寸9分)の石印を製作した。
国璽(日本)1.jpg
その後、1874年(明治7)4月に金属製に改められた。
国璽(日本)2.jpg
↑ 「睦仁」は明治天皇の「御名」。
「国璽」の使用については、1886年に「公文式」(明治19年勅令第1号)、次いで1907年に「公式令」(明治40年勅令第6号)によって明文規定された。
「公式令」によれば、国書その他の外交上の親書、条約批准書、全権委任状、外国派遣官吏委任状、名誉領事委任状、外国領事認可状、及び勲一等功二級以上の勲記には親書(御名=天皇の名)の後、国璽を押し、勲二等功三級以下の勲記には国璽のみを押すとされた。

おもしろいのは、この「「大日本國璽」が、大日本帝国憲法から日本国憲法になった戦後になっても、「大日本」の印影のまま使われて続けていること。
公式令は1947年(昭和22)5月3日の内閣官制の廃止等に関する政令(昭和22年政令第4号)により廃止されたが、そこれに代わる法令はなく、国璽の使用は慣例によって踏襲されている。
外交文書以外には、勲記や褒状にも押される。

日本以外では、東洋における印象使用の本家である中国の中華民国(1911~)の「国璽」が知られている。
国璽(中華民国).jpg
↑ 1952年の「日華平和条約批准書」に捺された「中華民国璽」。
署名している「蒋中正」は蒋介石総統。
大清帝国の「国璽」が知られていないことからも、「国璽」は新しいものであることが察せられる。

つまり、「国璽」は近代的な国家概念の成立に伴って使われるようになったと考えられる。
したがって、「国璽」は、「大日本国璽」や「中華民国璽」のように「国名+璽」という印文になる。
大韓帝国の国璽だったら、「大韓帝国璽」になるはずだ。
ところが、今回の記事で紹介されているものは「皇帝璽」であり、国名がなく明らか様式が異なる。
国名がなければ「国璽」として機能しない。
つまり、これは「国璽」ではない。
むしろこれは、「御璽」の様式に近いと思う。

19世紀後半に使用されるようになった「国璽」に対して「御璽」の出現は圧倒的に早い。
日本における「御璽」は、701年(大宝元)の大宝律令に「内印(天皇御璽)」の規定があり、方3寸(約9cm)とされている。
実際に捺された例は、奈良時代の正倉院文書などにある。
御璽(国家珍宝帳).jpg
↑ 「国家珍宝帳」(756年=天平勝宝8歳)に捺された「天皇御璽」
御璽(現行).png
現在、使われている「天皇御璽」(↑)も、書体、大きさ(3寸)ともに、古代とほとんど変わらない(と言うか、古代のものに似せている)。
ただし、律令制の規定では、御璽の捺印は少納言の仕事だったが、昭和天皇、今上天皇は御自ら捺されている。
もちろん、やたらと重い(3.55kg)ので、侍従が介添えするが・・・。

大韓帝国の「皇帝御璽」は、高宗皇帝が用いて、その後、国外に流出した「御璽」を、韓国の故宮博物館が購入し、本物であることが検証されている。
http://japan.hani.co.kr/arti/culture/1087.html
御璽〈大韓帝国〉.jpg
これは「御璽」の様式として問題なく、真贋には異存はない。

しかし、最初にあげた「国璽」とされるものは、先に「『御璽』の様式に近いと思う」と書いたが、「皇帝」と「璽」の間に当然あるべき「御」の字が無い。
これでは「御璽」とも言えない
そんな印文が有る得るだろうか?
少なくとも日本では有り得ない。
正直かなり疑問である。
真贋の判定には慎重を要すると思う。

ここまで書いて、今回の展示品の写真を見つけた。
国璽(大韓帝国)2.jpg
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/MA/MA_JA_9_6_1.jsp?cid=1920179
最初にあげた「国璽」とされる「皇帝璽」は形態から奥右から2つ目と思われる。
2009年に韓国に戻った「皇帝御璽」はいちばん左側のもの。
『大邱新聞』の記事の画像の選択がおかしい!
いちばん重要な印が無視され、そうでないものが選ばれている。

そして、さらに重要なことに気づいた。
韓国の記者は「御璽」と「国璽」の違いに気づいていない(知らない)。
ごっちゃに「国璽」としている。
おそらく印面の漢字も読めていないだろう。
それが記者だけならまだしも、もしかして博物館の学芸員も・・・?という不安がある。

ああ、いろいろ考えて書いて損した。
私の世代は、中国や日本と同じように「韓国を漢字が読める国」だと思ってしまう。
少なくとも20年前まではそうだった。
でも、今はもう違うのだ。

【追記】
画像を見ただけだが、「大邱新聞」の写真のものも含めて奥の右から3つは、直感的にかなり贋物っぽい気がする。
印文に疑問があるだけでなく、鈕(ちゅう、=つまみ)の部分の彫が甘く、何の動物を意図したのかよくわからない(鈕の動物にも意味がある)。
骨董屋に出ていたとして、少なくとも私は手は出さない(まあ、980円だったら贋作を覚悟で買うかも)。

台風19号、北上を開始 [天文・気象・生物]

10月9日(木)
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今年最強、超大型の台風19号が北上を開始し、北緯20度線に近づき、ようやく中心(台風の目)が、衛星画像(日本域)に入るようになった。
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実況天気図で、900hPaという数字を見るのも久しぶり。
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視野を広げてアジア北東域の衛星画像を見ると、、台風19号のスケールの大きさとともに、北西太平洋からインド洋にかけての対流現象(雲の発達)が10月になってもきわめて活発であることが見てとれる。
ベトナム南部に熱帯性低気圧と思われる雲塊があり、インド東岸にかなり大きなサイクロンが接近しているようだ。

やはり男性の脳の器質的な問題? [事件・事故]

10月9日(木)
昨年の夏に「溺れ死ぬのは男性ばかり」という記事を書いた。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-08-05-2
今年の6月には「真夜中に川に飛び込んで溺れ死ぬ男たち」という記事を書いた。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-06-06-1
溺死者の約8割が男性というデータをベースに、なぜ溺れ死ぬのは男が多いのだろう?ということを考えた。
そして、男性にはリスク管理が甘い人が多いのではないか?
しかもそれは、かなり器質的なもので、自分の行動とリスクが頭の中(脳内)でリンクできないのではないだろうか?
という結論に至った。

そして長年(30数年)、学校教育の現場にいる人(家猫さん)の、近年、こうした一つのことしか考えられない、複数の事柄がリンクできない生徒(ほとんど男子)が増えているように思う、それは教育の問題ではなく、脳の器質的な問題のような気がするというコメントも紹介した。

今回の出来事は、まさにこうした説(男性の脳の器質的な問題)を裏付けていると思う。
月食を観に川に行くという行動、これはよくあることだ。
でも、なんでそこで泳ごうと思うのか?
この時点で月を観るという最初の目的はまったく忘れられ、川がある→泳ごうぜ、という短絡が始まっている。
その際、10月の夜の川で泳ぐことのリスクはまったく考慮されない。

「馬鹿な奴」と言ってしまえばそれまでだが、問題は男の子にこの手の「馬鹿」が多すぎるように思うのだ。

小さな男の子が、「わ~い、川だぁ」(川に向かって走り出す) → ドブ~ン(飛び込む音)、ザー(流される音)
というのと、まったく変わりない。

女の子が1人でも混じっていたら、きっと「危ないから、止めなよ」と声をかけただろうに。

【追記】
ネットをあちこち見ていたら「川面に月が映っていて、それを取りに川に入ったのだろう」という説があった。
たしかに、唐の大詩人李白は、船上で酔っぱらったあげくに川面に映った月を手に取ろうとして川に落ちて溺死した。
李白だからこそ風流譚になるので、この高校生の場合、100%違うと思う。
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月食を見に来た高校生、江戸川に飛び込み不明 
8日午後9時20分ごろ、千葉県市川市市川4丁目の江戸川で「友人が川に飛び込んで浮いてこない」と119番通報があった。同市に住む県立高校1年の男子生徒(16)が行方不明になっており、警察と消防が捜索している。
市川署などによると、男子生徒は友人5人と皆既月食を見に江戸川に来ていたという。同9時ごろ、友人2人と高さ1・7メートルの護岸から1人ずつ川に飛び込んだという。護岸に男子生徒の服があり、服を脱いで飛び込んだとみられる。
現場の水深は約6メートル。台風18号の影響で増水し、流れも急だったという。
『朝日新聞』2014年10月09日 11:12
http://www.asahi.com/articles/ASGB932Z2GB9UDCB002.html?iref=comtop_6_06