「光る君へ」生活種族、演出と史実の違い [テレビ批評(光る君へ)]
12月16日’(月)
生活習俗という点で、ドラマ「光る君へ」の演出と、史実としての平安時代の違い。
思いつくままに3点。
① 平安時代の貴族が最も怖れた「死穢」の扱いがきわめて軽い。
三郎とまひろが、葬送の地である鳥辺野で、友人の直秀の遺骸を素手で生めるシーンがあったが、まずありえない。
② やはり平安貴族が重視して、『源氏物語』にも頻出する方角の禁忌「方忌み」「方違え」がほとんど出てこない。
日時の吉凶を陰陽師が占うシーンはあったのに。
③ 従者や侍女の数が少なすぎる。
経済的困窮で雇えないまひろの家(蕗藁為時邸)はともかく、倫子様の土御門殿や内裏の藤壺に人が少なすぎる。
女房たちの多くは上流貴族の姫君たちで、自分で身の回りのことをする訓練は受けていない。
それをしてくれる侍女は不可欠のはず。
早いかさばるかさばる女房装束で、おしっこをするのは無理で、子序の介添えが必要。
まひろの外出もそうで、従者の乙丸だけでなく、次女が必ず伴ったはず。
いずれも、演出上の都合が優先されたのだと思う。
生活習俗という点で、ドラマ「光る君へ」の演出と、史実としての平安時代の違い。
思いつくままに3点。
① 平安時代の貴族が最も怖れた「死穢」の扱いがきわめて軽い。
三郎とまひろが、葬送の地である鳥辺野で、友人の直秀の遺骸を素手で生めるシーンがあったが、まずありえない。
② やはり平安貴族が重視して、『源氏物語』にも頻出する方角の禁忌「方忌み」「方違え」がほとんど出てこない。
日時の吉凶を陰陽師が占うシーンはあったのに。
③ 従者や侍女の数が少なすぎる。
経済的困窮で雇えないまひろの家(蕗藁為時邸)はともかく、倫子様の土御門殿や内裏の藤壺に人が少なすぎる。
女房たちの多くは上流貴族の姫君たちで、自分で身の回りのことをする訓練は受けていない。
それをしてくれる侍女は不可欠のはず。
早いかさばるかさばる女房装束で、おしっこをするのは無理で、子序の介添えが必要。
まひろの外出もそうで、従者の乙丸だけでなく、次女が必ず伴ったはず。
いずれも、演出上の都合が優先されたのだと思う。
2024-12-17 00:40
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