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私のドラァグクイーン認識 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

9月22日(日)

私は最初に会ったドラァグクイーン(DQ)がマーガレットさん(1996年)で、以後もいろいろ教えてもらってきたので、DQについての認識はマー様の影響が強いのは自覚しているが、その上で。

DQの本領は、風刺(caricature)に富んだファッションと毒のある言葉だと思っている。

だから、あたり触りのない容姿で、毒が抜けたことしかしゃべらないDQは、私的にはDQではなく、普通に女装のタレントさんだと思っている。

昼間の公の場で、より広いお客さんに接するには、毒を抜かなければならない営業的な事情は解るが、それはDQの本筋ではないということ。

逆に言えば、毒が本領のDQは、表舞台に出る存在ではない。
それを表舞台に引っ張り出せば、現代のポリコレ的にトラブルになる(なった)。

DQのプライドは、金の王冠ではなく、紙の王冠である、というマー様の言葉、あらためて噛みしめたい。
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