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「GID特例法」の適用者の悉皆的な実態調査は不可能 [現代の性(性別越境・性別移行)]

9月19日(木)

「GID特例法」の適用者については、総数が12800人(2023年末まで)という以外、正確なデータは無い。

性比が2:1(女性→男性6000人、男性→女性4000人)というのも、「はりまメンタルクリニック」のデータをサンプルにした推測値。

さらに施行から20年が経っているので、亡くなった方もそれなりにいるはず。

最近、「GID特例法適用者の実態調査を!」という声があるが、誰が適用者かわからないので調査のしようがない。

全国の家庭裁判所には審判の記録が保管されているはずだが、それを調べる権限は最高裁判所にしかないし(国会や政府には権限はない)、プライバシー保護の観点から調査はできないだろう。

あるいは、戸籍の履歴欄に「GID特例法」の適用を受けたことが分かる記載があるので、政府が市区町村に命じて、全国民の戸籍を調査すれば、適用者を抽出することは不可能ではない。
ただし、政府がそれをするのは、国民のプライバシーの重大な侵害になる。

ということで、悉皆的な実態調査は不可能。


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