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「傾国の中宮」 [テレビ批評(光る君へ)]

6月30日(日)

「光る君へ」(第26回)「いけにえの姫」

出家してもなお一条天皇の愛を一身に集める中宮・定子を、藤原実資が「傾国の中宮」と批判。
そもそも一夫多妻制の社会で、権力者が特定の妻だけを過剰に寵愛するのは、政治の乱れにつながることは、唐・玄宗皇帝と楊貴妃の故事など、当時の常識。

まして、一度、出家した女性を寵愛し、子まで儲けるのは、当時の倫理観からして、許されることではない。

天皇の不徳が天変地異の頻発につながるのは「天人相関説」が信じられていた当時では当然。

天人相関説-----中国思想の用語で、天と人との間に密接な関係があり、相互に影響を与えあっているという古代中国の思想 。天人感応説とも言う 。

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