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女優の久我美子さん、逝去 [訃報・追悼]

6月14日(金)

女優の久我(くが)美子さんが逝去。93歳(合掌)。

久我(こが)家は村上天皇の第七皇子・具平(ともひら)親王に発する村上源氏の名流で、家格は五摂家に次ぐ清華家。
明治以降は侯爵。

美子(よしこ)さんは、1931年、貴族院議員・侯爵久我通顕氏の長女として生まれ、1946年、 女子学習院(女学校課程)在学中、第一期東宝ニューフェイスに合格し、女優デビュー。
侯爵家令嬢の映画女優への転身は、戦後の民主化、旧華族の斜陽を象徴した。

久我さんの逝去で、この世代の女優さんでご存命の方がまた1人減った。
残るのは・・・。
なのはくらいになってしまった。

香川京子さん(1931年生、92歳)
有馬稲子さん(1932年生、91歳)
岸 惠子さん(1932年生、91歳)
草笛光子さん(1933年生、90歳)
若尾文子さん(1933年生、90歳)
司 葉子さん(1934年生、89歳)

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俳優 久我美子さん死去 93歳 映画「また逢う日まで」で名演

気品のある演技で、日本を代表する映画監督の作品に数多く出演した俳優の久我美子さんが今月9日、誤えん性肺炎のため亡くなりました。93歳でした。

久我さんは東京都出身で、女学校に通っていた1946年に第1期東宝ニューフェイスに合格し、その翌年、映画「四つの恋の物語」でデビューしました。

気品のある演技で木下惠介監督の「女の園」や小津安二郎監督の「彼岸花」など日本を代表する映画監督の作品に数多く出演しました。

中でも戦争に引き裂かれる男女を描いた1950年公開の「また逢う日まで」では、ガラス越しのキスシーンが日本の映画史に残る名場面として知られています。

また、自由な立場で映画を作ろうと岸惠子さんらとともに映画プロダクションの「にんじんくらぶ」を立ち上げました。

1970年代からはテレビドラマや舞台を中心に活躍し、NHKでは1986年から放送された連続テレビ小説「都の風」や1999年のドラマ「天涯の花」など多くの作品に出演しています。

所属事務所によりますと、久我さんは今月9日、誤えん性肺炎により亡くなったということです。
93歳でした。

「NHKニュース」2024年6月14日 15時59分

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