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それで済むなら、おめでたい [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

6月11日(火)

私が6年ほどを過ごした1990年代の新宿歌舞伎町は、覚醒剤(シャブ)の売人がうろちょろしている世
界。
手に入れようと思えば、すぐに白い粉が入った小さなポリ袋が配達される。

そんな環境でも99%以上の人は覚醒剤には手を出さない。

なぜなら多くの人が、シャブ中を自分の目で見ているから。
「シャブはヤバいよ。ああなったら人間お仕舞いだよ」
私のような安酒場のホステスでも、シャブは怖いということを理屈じゃなくこの目で見て知っている。

そんな環境でシャブにはまってしまうのは、自尊心・自制心や遵法意識が低い人。
ある意味、端から壊れている人。
その点では、弱い。可哀相な人。
そういう人がシャブにはまって、さらに壊れていく。

「薬物依存症は病気なのだから治療を優先すべきだ」
というのは正論だ。
それで済むなら、おめでたい。
だけど、現実には、治療はかなり難しい。
「薬」を完全に抜くのは容易なことではない。
覚醒剤使用の再犯率の高さがそれを物語っている。

執行猶予がついたからといって、「おかえりなさい」とコミュニティに迎え入れるのは、あまりに安易。
執行猶予期間の4年くらい、山岳修験の道場として名高い、白山に籠って、精神を鍛え直して欲しい。



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