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埼玉県公立高校共学化問題 [現代の性(一般)]

5月31日(金)

埼玉県の公立高校12校の共学化について「トランスジェンダーとしてとしてどう思うか?」という取材依頼が某新聞社から来ているのだけど、たぶんその新聞社の意向に沿うコメントはできない。

① 就学機会のジェンダー平等はなされている(定員枠は男女同数)。
② 就学環境のジェンダー差はほぼない。
③ むしろ共学化によって格差が生じる可能性がある(女子優勢)。
④ なにより当事者である在校生が圧倒的に反対している。それを圧し潰す形での共学強制は、高校における自治の伝統に反する。

たぶん「履歴書の高校の欄で、元の性別がバレるので、共学化してほしいです」みたいなコメントを求
めているのだと思うが、私は、講演などでも「男子高の出身です」と言っている人なので、お門違い。

wikipediaの「埼玉県立熊谷高等学校」の「主な出身者・関係者」の欄に、ほぼ1人だけ女名前で載っているのだから、隠しようがない(誰が載せたんだ?)。
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埼玉県立の男女別学12高校共学化、各校で「反対多数」…熊谷高は「大多数が反対予想」とアンケート実施せず

埼玉県の県立高の共学化を「早期に実現すべきだ」とする県の第三者機関からの勧告を巡り、男女別学高全12校の保護者代表が30日、各校で集めた意見を大野知事と日吉亨・県教育長宛てに提出した。共学化の賛否を尋ねたアンケートでは、各校とも6割弱から9割が「反対」とした。

反対意見の割合が高かったのは浦和高(93・5%)、浦和一女高(90・6%)、川越女子高(88%)など。「男女間の役割分担がなく、リーダーシップが育成されやすい」などの声が寄せられたという。一方、「時代の流れに合わせるべきだ」と、共学化に賛成する声もあったという。

熊谷高では「反対が大多数を占めることが予想される」との保護者代表の意見に基づき、アンケートを行わなかった。

意見書を提出した浦和高生の父親(46)は、自身の息子も共学化に反対の立場といい「子どもの背中を押してあげたいという保護者の思いをくみ取ってほしい」と訴えた。

県教育委員会は勧告に対する措置の報告を、8月末までに行うよう求められている。

『読売新聞』2024年5月31日 08:05
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