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『Antitled』3号に「資料紹介」を投稿 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

2月8日(木)

『Antitled』3号に、「資料紹介」として、「責め場の女形に憑かれて―中村和美さんからの手紙―」を投稿。

1970~80年代、数多くのSM雑誌に告白記や小説を寄稿した女装マゾ・中村和美のライフヒストリー的手記。

2003年、ご本人から「こんな人生があったことを後世に伝えて欲しい」と、長文の手紙と多数の画像を託された三橋順子が、構成・編集して解説を付した。

写真資料は、中村和美の妖艶な被虐美の世界をリアルに示すもので、資料性のあるもの、内容に則したものを三橋が選んで、キャプションを付した(性器が写っているものは除いた)。

責め場の女形への憧憬に始まり、性別越境(女装)、マゾヒズム、和装フェティシズム、男色が交差するセクシュアリティの記録として、他に類例がなく資料価値が高いと、私は考えるのだが・・・。

果たして、編集委員の理解が得られるどうか? 採否は五分五分かな?と思っている。

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