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仲岡弁護士殺害予告事件 [現代の性(性別越境・性別移行)]

6月4日(日)

昨夜、ご本人のツィートで知った、Trans-womanの弁護士、仲岡しゅんさんの事務所に殺害予告メールが届いた件。
https://twitter.com/URUWA_L_O/status/1664968229255782400
これはひどい!
差別言説の横行が行き着く先は、ヘイトクライム(憎悪犯罪)という典型的なパターン。
弁護士さんだから、警察への通報はしているだろうが、厳正に対応すべき案件。
そして、身辺には重々注意されますように。
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「仲岡弁護士殺害予告事件」
恐ろしいのは、「どっちもどっち」とか「お前たちが煽るからだ」という形で、ヘイトクライム予告を弁護する人がけっこういること。
そして、日頃「人権」を主張しているLGBT「活動家」が、この件をスルーしていること。
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「仲岡弁護士殺害予告事件」、送られてきたメールの詳細が判明。
https://twitter.com/URUWA_L_O/status/1665182785508634626
あきらかにTrans-womanを標的にした内容のメール。
一弁護士への脅迫というだけでなく、トランスジェンダーへのヘイトクライムで、見過ごすべきではない。
メディアも動くべきだと思う。
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性的マイノリティの人権擁護において、法制や社会制度が重要な課題であることは言うまでもない。
同時に、個々の性的マイノリティの身の安全を守ることも重要なテーマだ。

幸い、日本では性的マイノリティを標的にした憎悪犯罪(ヘイトクライム)は、欧米諸国と比較して極めて少なかった。

トランスジェンダーを対象にした憎悪殺人は、この14年間でわずか1軒だけだ(TGEUのデータ)。
LGBをターゲットにした憎悪殺人も稀である。
(2000年2月の新木場公園「ホモ狩り」殺人事件がある)

そうしたLGBTにとっての安全な状況が、近年、揺らいできているように思う。
とりわけ、Twitterにおけるトランスジェンダーへの差別言説の横行は深刻で、そうした憎悪感情が、実際の犯罪(傷害や殺人)につながることが危惧される。

しかし、近年の日本のLGB活動家は、どうも憎悪犯罪への知識が乏しく、認識も甘いように思う。
LGBの身の安全が脅かされる事態にならない限り動かない、トランスジェンダーの身の安全なんて知ったことではないという態度では、「LGBTの連帯」もなにも、あったものではない。、
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「MBS(毎日放送)」が報じた。
脅迫メールは、同一人物(と思われる者)から9通とのこと。
うやむやにせず、はっきり事件化して、犯人を逮捕することが重要。
明日、大阪弁護士会館で記者会見とのこと。

【独自】「メッタ刺しにして殺害する」LGBT問題取り組む弁護士に『脅迫メッセージ』 大阪

LGBTの問題などに取り組む大阪の弁護士に「メッタ刺しにして殺害する」などと脅迫メッセージが届いていることが分かりました。

大阪弁護士会所属の仲岡しゅん弁護士は、戸籍上は男性でありながら女性として弁護士登録をしていて、性的少数者の人権問題に取り組んでいます。

仲岡弁護士によりますと、6月3日に、自身の弁護士事務所のホームページに同一とみられる人物から「男のクセに女のフリをしているオカマ野郎をメッタ刺しにして殺害する」「Tor通してるから通報しても無駄、やりたければご自由に」「チャンスあったらその時メッタ刺しにするわ、楽しみにしとけなキモカマ野郎。男だから怖くないかもしれないけどな(笑)」などと書かれたメッセージが9通届いたということです。

(仲岡しゅん弁護士)
「相手がトランスジェンダー当事者であることを狙ったヘイトクライムだと考えています。私個人としてはそういったものに屈したくないので通常通りの業務を行います」

仲岡弁護士は警察に相談していて、今後、被害届を提出する予定だということです。

「MBSニュース」2023/06/04 17:40
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20230604/GE00050256.shtml


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