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なぜ、トランスジェンダーのセックスワークが成立するのですか? [現代の性(性別越境・性別移行)]

6月2日(金)

慶應義塾大学法学部(日吉)の「トランスジェンダーと法」の講義で、トランスジェンダーのセックスワーカーへの売春関係法規の適用問題(適用できない)の話をした。

すると、リアクション・コメントで、「(女性のセックスワークがあるのに)なぜ、トランスジェンダーのセックスワークが成立するのですか?」という質問があった。

時間が乏しかったので、一言「お客がいるからです」と答えた。
さらに「セックスワークはお商売ですから、お客がいないと成り立ちませんが、少なくとも江戸時代から現代まで、それなりのお客さんがいます」と付け加えた。

それだけの返答では、たぶん、若い学生さんには理解できないだろう。

お客がいるのは、時代だけでなく、地域も超える。
Facebook友達のニューハーフ風俗嬢が、全国を巡業して、繁盛しているのが、その証拠。

今朝の書き込みでも、言葉がよく通じない津軽(青森県)の農家のおっちゃんや漁師さんと励んでいる。

大げさに言えば、全国津々浦々にお客さんがいる。
それが、日本のセクシュアリティなのだ。
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