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「日本がん・生殖医療学会・学術集会」 [お仕事(講義・講演)]

12月15日(木)

(メモ)
2023年2月25-26日の「日本がん・生殖医療学会・学術集会」(大会長:獨協医科大埼玉医療センターの杉本公平先生、会場:大宮ソニックシティ)で、「トランスジェンダーの妊孕性温存」についてのセッションが開催される。

座長は、岡山大学の中塚幹也教授(GID学会理事長)
メンバーは、生殖医療の倫理問題に詳しい墨東病院産婦人科の久具宏司先生
トランスジェンダーの心理問題に詳しい心理士平山史朗先生
トランスジェンダーの妊孕性温存の議論が高まっていた頃に米国に留学していた楠原ウィメンズクリニック楠原淳子先生。

【私見】
1990年代までは、トランスジェンダーでも、なんとか子供を儲ける人はけっこういました。
それが、2003年に「GID特例法」が成立して、子なし要件、生殖機能喪失要件が規定されたことで、「子なし」「子あり」という言葉が生まれ、子供がいるトランス(子あり)への風当たりが急速に強まりました。
「子供がいるなんて、偽者の証拠だ!」ということです。
その結果、子供を持ちたいと考えるトランスが声を上げることが困難になり、トランスジェンダーの妊孕性の議論もまったく封殺されてきたわけです。
この問題の歴史的・構造的事情を、簡単に言えば、そういうことです。

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