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子宮移植が現実化へ [現代の性(一般)]

11月25日(金)

いよいよ子宮移植が現実化か・・・。
『毎日新聞』2022/11/24 19:31
「子宮移植、慶応大が計画申請 承認されれば国内初の実施へ」
https://mainichi.jp/articles/20221122/k00/00m/040/086000c?fbclid=IwAR1YYmlaSO09Ik6jNiBA-92ztsxaUPdHrI_VvLuAU2-flTjFiLYl2Qp5Xmo

私は、第3者がドナーになる子宮移植には、倫理的に、はっきり反対の立場だが、今回は、親族の女性がドナーということで、倫理上の問題は回避されたということか?
それでも、いろいろ疑問が残る。

どうも思想的な背景に「子宮の有効利用」みたいな意図があるように思う。
それを進めていくと、必然的に「第3者からの提供の可」になっていくし、その脱法化の結果、「子宮の売買」に至る危険性が見える。

2018年の「第20回GID(性同一性障害)学会」で、菅沼信彦先生(京都大学医学部教授:当時)の子宮移植についての講演を聴いたときに、「(医療資源としての)子宮の有効利用」みたいな発想を感じた。

そもそも、なぜGID学会に子宮移植の話をしにくるのか?ということ。
もっと、はっきり言えば、何を欲しがっているのか?ということ。

それは、その後、岡山大学病院と協力して、FtMの摘出子宮の提供意思についてのアンケート調査が実施されたことから明らか。

「GID特例法」で、子宮摘出手術を性別変更の要件にしておきながら(法律による誘導)、その子宮を「医療資源」として利用しようとする発想は、私は医療倫理に乖(もと)ると考えるので、はっきり反対した。

医療技術的には可能なことでも、やはりやってはいけないことはあると思う。
私の医療倫理は、亡父から教えられたもので、時代遅れなのかもしれないが、そこらへんは頑固に言い続けようと思う。
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