ベトナム高地少数民族の動画(その2) [生活文化・食文化・ファッション文化論]
11月23日(水・祝)
ベトナム高地少数民族の動画。
(5)私が「嬢ちゃん」と呼んでいる若い女性の農場経営。
菜園から、菜っ葉、とまと、茄子、緑色の丸いもの、太めの胡瓜のような瓜(未熟なヘチマ)を採取。
緑色の丸いものは、俗に「玉茄子」とか「タイ茄子」と呼ばれる、東南アジア(タイヤベトナム)特有の茄子の品種らしい。
いつものように市へ。
花屋のおばさんに呼び止められ、とまとを買ってもらう。
今日はちょっと売れ行きが良くない。
場所を変更すると、たちまち完売。
山の家に戻り、市で買って揚げ豆腐のようなものを、ペットの犬と猫に分け与える。
トウモロコシの屑を鳩と家鴨に与え、豚には水を。
ところで、この民族、ほとんどの家で鳩を買っている(鳩小屋がある)。
食用なのか? ペットなのか?
https://www.facebook.com/watch/?v=1545247725950411
(6)私が「ℂ姐さん」と呼んでいる農場経営の女性。
山に入って、タロイモ(日本の里芋の親類)、山草、巨大な瓜状のもの(野生のヘチマ?)を採取。
この巨大な瓜、大木に蔓で絡んでいるが、見事な木登り技術で採取している。
市に行くと、たちまち完売。
稼いだお金で、洋服、長靴、りんご、野菜の種を購入。
この「ℂ姉さん」、家具を作る(木工)のも上手だが、テーブルも椅子も1人用。
おそらく20代後半だと思うが、家に男性の影はまったくない。
https://www.facebook.com/100083565158739/videos/1062054374492194
(7)私が「B姐さん」と呼んでいる女性。
スタイル抜群の美人だが、土木・建築の能力がとても高い。
(そういう学校を出ているのかも)
この素敵なテラスハウスも、自分一人で建ててしまった。
電気は沢の水流を利用したミニ水力発電で、それも自力で設置。
渓流を挟んで家が2軒あり、丸木橋で行き来していたが、この動画で、大水の時でも安全な橋を架けることを思い立ち、橋台から造り始め、ついに架橋に成功する。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/43253495218830
(8)眼鏡の若い単身男性。
平坦地でそこそこ広い農場を持っているが、あまり生産性は高くなく、まだ生産物を市で売るまでには至っていない。。
今日は、山で採集した野生のオレンジ、生姜、ヤムイモを担いで、バイクで市に行く。
オレンジがよく売れた。
代金で、苗を買い、畑に植える。
いつも傍にいる黒犬(バイクに乗って市にもついていく)が唯一の友。
https://www.facebook.com/100083281480272/videos/1194605374804959/
(メモ)
従来、婚姻の形態は、家産が女系に継承される母系制社会から、男系に継承される父系性社会の移行にともない、通い婚→妻方同居婚→夫方同居婚と「進化」するとされてきた。
その際、通い婚は夫婦関係が安定するにつれて、妻方同居婚に移行するイメージで語られてきた。
しかし、女系制社会が継続する場合、通い婚が妻方同居に移行しない、別居のままの形態もあるのではないか?
その場合、「別居婚」という婚姻形態として捉える必要があるのだろうか?
すべての民族に、婚姻という形態があるとする考え方は妥当なのだろうか?
【参考文献】要コピー
Thanh Phan,(新江利彦 訳)「越南における母系制度と相続:チャム族とエデ族の事例比較」(ベトナム社会文化研究会 編『 ベトナムの社会と文化』3 、 2001年、 p.158~181、風響社)
山田 直子「ミナンカバウ母系制村落社会における婚姻と家族 : ナガリ・ティゴ・コト村住民のライフヒストリーから」
(『比較家族史研究 』27、特集 東南アジアにおける家族の変容、 比較家族史学会 、2012年度、 p.27-52)
ベトナム高地少数民族の動画。
(5)私が「嬢ちゃん」と呼んでいる若い女性の農場経営。
菜園から、菜っ葉、とまと、茄子、緑色の丸いもの、太めの胡瓜のような瓜(未熟なヘチマ)を採取。
緑色の丸いものは、俗に「玉茄子」とか「タイ茄子」と呼ばれる、東南アジア(タイヤベトナム)特有の茄子の品種らしい。
いつものように市へ。
花屋のおばさんに呼び止められ、とまとを買ってもらう。
今日はちょっと売れ行きが良くない。
場所を変更すると、たちまち完売。
山の家に戻り、市で買って揚げ豆腐のようなものを、ペットの犬と猫に分け与える。
トウモロコシの屑を鳩と家鴨に与え、豚には水を。
ところで、この民族、ほとんどの家で鳩を買っている(鳩小屋がある)。
食用なのか? ペットなのか?
https://www.facebook.com/watch/?v=1545247725950411
(6)私が「ℂ姐さん」と呼んでいる農場経営の女性。
山に入って、タロイモ(日本の里芋の親類)、山草、巨大な瓜状のもの(野生のヘチマ?)を採取。
この巨大な瓜、大木に蔓で絡んでいるが、見事な木登り技術で採取している。
市に行くと、たちまち完売。
稼いだお金で、洋服、長靴、りんご、野菜の種を購入。
この「ℂ姉さん」、家具を作る(木工)のも上手だが、テーブルも椅子も1人用。
おそらく20代後半だと思うが、家に男性の影はまったくない。
https://www.facebook.com/100083565158739/videos/1062054374492194
(7)私が「B姐さん」と呼んでいる女性。
スタイル抜群の美人だが、土木・建築の能力がとても高い。
(そういう学校を出ているのかも)
この素敵なテラスハウスも、自分一人で建ててしまった。
電気は沢の水流を利用したミニ水力発電で、それも自力で設置。
渓流を挟んで家が2軒あり、丸木橋で行き来していたが、この動画で、大水の時でも安全な橋を架けることを思い立ち、橋台から造り始め、ついに架橋に成功する。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/43253495218830
(8)眼鏡の若い単身男性。
平坦地でそこそこ広い農場を持っているが、あまり生産性は高くなく、まだ生産物を市で売るまでには至っていない。。
今日は、山で採集した野生のオレンジ、生姜、ヤムイモを担いで、バイクで市に行く。
オレンジがよく売れた。
代金で、苗を買い、畑に植える。
いつも傍にいる黒犬(バイクに乗って市にもついていく)が唯一の友。
https://www.facebook.com/100083281480272/videos/1194605374804959/
(メモ)
従来、婚姻の形態は、家産が女系に継承される母系制社会から、男系に継承される父系性社会の移行にともない、通い婚→妻方同居婚→夫方同居婚と「進化」するとされてきた。
その際、通い婚は夫婦関係が安定するにつれて、妻方同居婚に移行するイメージで語られてきた。
しかし、女系制社会が継続する場合、通い婚が妻方同居に移行しない、別居のままの形態もあるのではないか?
その場合、「別居婚」という婚姻形態として捉える必要があるのだろうか?
すべての民族に、婚姻という形態があるとする考え方は妥当なのだろうか?
【参考文献】要コピー
Thanh Phan,(新江利彦 訳)「越南における母系制度と相続:チャム族とエデ族の事例比較」(ベトナム社会文化研究会 編『 ベトナムの社会と文化』3 、 2001年、 p.158~181、風響社)
山田 直子「ミナンカバウ母系制村落社会における婚姻と家族 : ナガリ・ティゴ・コト村住民のライフヒストリーから」
(『比較家族史研究 』27、特集 東南アジアにおける家族の変容、 比較家族史学会 、2012年度、 p.27-52)
2022-11-24 00:59
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