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「第2回東京トランスマーチ」のハレーション [現代の性(性別越境・性別移行)]

11月16日(水)

「第2回東京トランスマーチ」のハレーションがかなり大きくなっている。

昨年の2.5倍の動員で、メディアの取り上げ方も段違いに大きく、客観的に見て、間違いなく大成功。
だから、半歩引いて、「踏みしだく」や「Fuck the TERF」は、「表現として穏当でなかった」と頭を下げても、トータルで見れば、たいしたマイナスではない。
そこを理屈で突っ張ってしまうから、かえってマイナスが大きくなる。

「買売春」についても、基本的な考え方を、しっかり説明しておくべきだ。
そこらへんをちゃんと説明しないから、「反売買春」派に格好の「餌」を与えてしまうことになる。

「トランスマーチ」の主催者の畑野とまとさんは、「東京レインボープライド(TRP)」パレードの微温的・融和的・商業的な方向性をずっと厳しく批判してきた人なので、真逆(過激的・戦闘的・政治的)になるのは、ある意味、当然。

しかし、トランスジェンダリズム運動の目的は、トランスジェンダーの尊厳・人権・生活の擁護であり、その社会的理解を増進することにあるのであって、TERFや「反売買春」論者を「踏みしだく」ことではない。
そこらへん、いささか目的がずれてきているように思う。

マス・メディアを含め、より多くの人たちの理解と支援を得るためには、言葉や言い回しに注意して、無用な批判や反発を招かないように注意することも必要。
ともかく余計な「敵」を増やさないことが、運動では大切。

今回のトラブルへの対応が、その点で真逆になっているのは、とても残念。
あえて対立を煽り、「敵」を顕在化させる左翼的な戦略なのかもしれないが、対立からは何も生まれないと思う。

状況をある程度、把握されている方は、お気づきだと思うが、私が「トランスマーチ」を含むTGJPの活動に距離を置いている(同調しない)のは、TGJP代表の畑野とまとさんとは、基本的な部分で考え方が違っているから。

基本的な意見の違いは仕方がないこと。
長年の友人なので、いっしょにやれないのは残念ではあるが。
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