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「この企画、止めた方がいいよ」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月22日(土)

この出版社、わかっていないと言うか、懲りていないと言うか・・・。
THOUSANDSOFBOOKS.JP

L・B・Tの歴史はそれぞれのコミュニティ(人々)のものであって、それをGが編纂するような形は、論理的にまずいし、必ず反発を招くことになる。
L・B・TはGの「植民地」じゃないのだよ。

たとえば、(第1次)レズビアン&ゲイパレード解体の原因になっ1996年の「『レズのくせに』発言事件」にしても、L側とG側の「語り」は大きく齟齬していて、なにが「事実」なのかすら、決めかねる。
そうしたデリケートな問題を、Gの編者だけで、書けるのか? 書いていいのか?

Tの運動史にしても、2003年の「GID特例法」をめぐる複雑な動きをトレースするだけの史料を編者が持っているとは思えない。
さらに法案を推進したGID当事者団体と反対したトランスジェンダリズム側とでは、当然のことながら歴史評価が異なる。

私が記述するなら、可能な限り中立的であるように努めるが、それでも本当に中立的に書けるか自信がない。
それだけ、まだ「生煮え」で、歴史評価をするのが難しいということ。
そういうこと、分かっているのか?

悪いことは言わない。
『LGBTヒストリーブック日本運動史編(仮)』みたいな大風呂敷は、もっと「LGBT」の運動が成熟してから、しっかりL・G・B・Tの協業体制を整えて、歴史記述するべきだ。
そうでないと、大怪我をすることになりかねない。

GがGの運動史を書くというのなら、それでいいと思う。
ただし、けっこう大変だと思う。

たとえば、日本のGの運動で同性婚の法制化がいつごろ主要なテーマになったのか?その経緯、諸外国からの影響、さらにはそれへの反発も含め、歴史として実証的に叙述するのは、けっこう骨が折れる仕事だと思う。

現実としてGのマンパワー(人数・人脈・資金)は圧倒的で、たいていのことはGだけでやれると思う。

しかし「LGBT」を名乗る以上、Gだけでやるのは、まずいということ。

そんな単純なことが、なぜわからないのだろう?少なくとも

「LGBT」という枠組みでは、実態はともかく、少なくとも建前は、L、G、B、Tは横並びで平等であるはず。
なのにどうしてGの編者2人で「LGBT」の運動史をまとめるという企画が出てくるのか?

そうした「G覇権主義」的な姿勢、少なくともTはご免被る。
Tは外してほしい。

まあ、Gの人はサウザンブックスや編者につながりや義理がある人が多いから、いろいろ忖度して、何も言わないのもわかる。

私だって編者や出版社の社長は知人だから、こんなこと言いたくはない。
ただ、誰かが言わないと、LGBTの連帯に亀裂が入る結果になりかねない。

だから、損を承知で「この企画、止めた方がいいよ」と言っている。



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