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渋谷区立松濤美術館「装いの力ー異性装の日本史ー」の評判 [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月18日(火)

残り会期も少なくなった(10月30日まで)渋谷区立松濤美術館「装いの力ー異性装の日本史ー」の評判を3日分ほど縦覧。

観に来てくださった方、概ね好評で、とてもうれしい。
観ていない方は悪評が多い(笑)。

会場が手狭で、週末は入場制限(予約制)になってしまったが、それでも、同美術館史上2番目の「大入り」になりそう。
ちなみに、1番は10年?ほど前の「猫」展とのこと。
異性装人気も、猫人気には敵わない。

ご批判に言い訳すると、ともかく施設が区立のため小さく、展示スペースが十分でなかった。
やはり、区立のため予算に限界があり、借用料が高い宝塚関係や映画関係の資料が借りられなかった。
全時代を通じて、女装に比べて男装の資料が極端に少なく、バランスがとれなかった。

そんな条件の中、担当学芸員さんは、ほんとうに良く頑張ったと思う。
会うたびに疲労の色が濃くなる彼女の健康が心配だったが、なんとか持ちそうで、なにより。

私としては、もう10万円予算があれば、資料提供した過去の女装芸者さん(清ちゃん、市ちゃん、ちゃこさん等)のご供養の意味で、現代(唯一)の女形芸者・まつ乃家栄太朗さんをお招きして、踊りとトークのショーをやりたかった。

まあ、それでも95%の出来だったと思う。
人生の黄昏時になって、若い頃、いろいろお世話になった渋谷区に、少しだけ恩返しができて、よかった。
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