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「きれいな日本語」という概念はあり得ない [生活文化・食文化・ファッション文化論]

10月11日(火)

日本語=標準語だと思っている人が、けっこういて驚く。

琉球語も津軽方言も、文字化すると全然違うし、私にはほとんどわからないけど、間違いなく日本語なのだよ。

だから「きれいな標準語」という表現はあり得ても、「きれいな日本語」という概念はあり得ない。
私たちの世代は「きれいな標準語」というと、一昔前のNHKアナウンサーのしゃべり方を思い出す(最近は、必ずしもそうではないが)。

つまり、「きれいな標準語」というのは、とても人工的なもので、母体になった東京山の手(武家)言葉とも微妙に異なる。

まして、日本語は歴史的にも、地域的にも、社会階層的にも、きわめて多様性に富んでいて、「きれいな日本語」などというものは、存在しない。
その時代、その地域で「丁寧な言葉(しゃべり方)


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