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新宿歌舞伎町のゲイバー「アドニス」の位置 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

9月13日(水)

ゲイ・アクティビストの最長老・南定四郎さんが65年?前に行った新宿・歌舞伎町のゲイバー「アドニス」。

今年4月、その思い出深い跡地にご案内したのだが、今、あらためて当時の住宅地図と航空写真で確認したらドンピシャだった。
アドニスの位置 - コピー.jpg アドニスの位置.jpg
1965年の住宅地図。

文字通り、そこに立っていただけた。
歴史地理学のささやかな勝利。

戦後新宿のゲイバーの内、東口「二幸」裏の逆コの字形の路地にあった「夜曲」は、路地ごとビルになっていて旧観をとどめていない。
新宿「夜曲」(1963) (2) - コピー.JPG
新宿「夜曲」(1963) (1).JPG

明治通り東側の映画館街(新宿三丁目)の裏通りにあった「イプセン」は、ビルは建て替わっているが、地割はそのままで、所在地の見当はつく。
イプセン(1965) (2) - コピー.JPG
イプセン(1965) (3) - コピー.JPG
そして、歌舞伎町区役所通り東側「柳街」にあった「アドニス」は、長らく空き地だったが、近年「シタディーン新宿東京」という滞在型ホテルが建ち、1階は「ローソン」になっている。
その敷地の南東隅が「アドニス」の跡地。

1960年代前半、新宿における最初のゲイバー集中地だった「千鳥街」(新宿御苑の北側)は、御苑大通りの南への延長工事で、1967年末~68年初に解体・立ち退き(現状は道路とグリーンベルト)。
その一部店舗が集団移転したのが、現在の二丁目「新千鳥街」。



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