サル痘感染、98.8%が男性 [世相]
7月24日(日)
>WHOが約1万人の患者を分析したところ、98・8%は男性で、とくに18~44歳の男性が症例の77%を占める。今回の感染者の多くは男性との性的接触のある男性という。
主な感染経路が、男性間の性的接触であることは、初期の報道から予想されていたが、ここまではっきり統計数字に出てしまうと、やはりショック。
感染拡大の様相は、AIDSの感染拡大の初期と似ている。
ただし、サル痘は、定義的には性感染症ではない。
また、なにより致死性でないことが救い。
こうした接触感染では、やはり、不特定多数、頻回かつ濃厚な接触のリスクが高いということ。
発症者が若い世代に偏っているのは、種痘(天然痘ワクチン接種済)世代の発症率がきわめて低いから、と思われる。
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欧米で急拡大のサル痘感染、98.8%が男性 日本での対策は
欧米を中心に「サル痘」の感染者が増え続けている。世界保健機関(WHO)は23日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。現在の流行は欧米が中心だが、日本でも海外からの観光客の受け入れが増えている。国内で感染者が出ることを想定した備えが重要になる。
英国で1人の感染が報告された5月7日以降、WHOへのサル痘感染者の報告が止まらない。5月26日時点では、サル痘が流行していない23カ国で257人の感染者が確認され、そこからわずか3週間後の6月15日には2103人の感染者となった。
感染者はこれまでにスペインで3千人以上、英国、米国、ドイツで2千人以上、フランスで1千人以上確認されている。台湾や韓国でも報告されている。
英国では2018年に初めて感染者が確認されて以降、散発的にアフリカに旅行歴のある人の感染が確認されたことはあった。だが、これだけまとまって感染者が確認されるのは初めてだ。
WHOが約1万人の患者を分析したところ、98・8%は男性で、とくに18~44歳の男性が症例の77%を占める。今回の感染者の多くは男性との性的接触のある男性という。
症状としては、発疹や発熱などがあるが、ほとんどの人は軽症だ。だが、濃厚な接触をすれば誰にでも感染する可能性はあり、WHOは「幼児や妊婦には重篤な病気を引き起こす可能性がある」と注意を呼びかける。
世界的に新型コロナの感染対策は緩和される傾向にあり、国境を越えた人の移動は増えている。日本も6月から水際対策をゆるめ、海外からの観光客らの受け入れを再開した。
『朝日新聞』2022年7月24日 5時00分
>WHOが約1万人の患者を分析したところ、98・8%は男性で、とくに18~44歳の男性が症例の77%を占める。今回の感染者の多くは男性との性的接触のある男性という。
主な感染経路が、男性間の性的接触であることは、初期の報道から予想されていたが、ここまではっきり統計数字に出てしまうと、やはりショック。
感染拡大の様相は、AIDSの感染拡大の初期と似ている。
ただし、サル痘は、定義的には性感染症ではない。
また、なにより致死性でないことが救い。
こうした接触感染では、やはり、不特定多数、頻回かつ濃厚な接触のリスクが高いということ。
発症者が若い世代に偏っているのは、種痘(天然痘ワクチン接種済)世代の発症率がきわめて低いから、と思われる。
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欧米で急拡大のサル痘感染、98.8%が男性 日本での対策は
欧米を中心に「サル痘」の感染者が増え続けている。世界保健機関(WHO)は23日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。現在の流行は欧米が中心だが、日本でも海外からの観光客の受け入れが増えている。国内で感染者が出ることを想定した備えが重要になる。
英国で1人の感染が報告された5月7日以降、WHOへのサル痘感染者の報告が止まらない。5月26日時点では、サル痘が流行していない23カ国で257人の感染者が確認され、そこからわずか3週間後の6月15日には2103人の感染者となった。
感染者はこれまでにスペインで3千人以上、英国、米国、ドイツで2千人以上、フランスで1千人以上確認されている。台湾や韓国でも報告されている。
英国では2018年に初めて感染者が確認されて以降、散発的にアフリカに旅行歴のある人の感染が確認されたことはあった。だが、これだけまとまって感染者が確認されるのは初めてだ。
WHOが約1万人の患者を分析したところ、98・8%は男性で、とくに18~44歳の男性が症例の77%を占める。今回の感染者の多くは男性との性的接触のある男性という。
症状としては、発疹や発熱などがあるが、ほとんどの人は軽症だ。だが、濃厚な接触をすれば誰にでも感染する可能性はあり、WHOは「幼児や妊婦には重篤な病気を引き起こす可能性がある」と注意を呼びかける。
世界的に新型コロナの感染対策は緩和される傾向にあり、国境を越えた人の移動は増えている。日本も6月から水際対策をゆるめ、海外からの観光客らの受け入れを再開した。
『朝日新聞』2022年7月24日 5時00分
2022-07-25 15:11
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