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オスロ乱射事件 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

6月26日(日)

25日未明ノルウェーの首都オスロの繁華街にあるナイトクラブ周辺で乱射事件。2人死亡、10人重傷、11人軽傷。

同店はゲイが集まる店として有名で、乱射事件があった日は、プライドパレードが予定されていた。
ゲイコミュニティを標的にした犯行か。

容疑者はイラン出身(ノルウェー国籍)の42歳男性。
12歳でイランから移民してきたという。
記事では、宗教的背景には触れていないが、容疑者がイラン出身ということはイスラム教シーア派の可能性が高い。

Twitterを見る限りだが、日本のコミュニティがほとんど反応していないのが、いかにも日本らしい。

【追記(26日)】
まず26日夜、「青森レインボープライドが公式声明を発表。
続いて「トランスジェンダージャパン」が声明を出した。

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北欧オスロで性的少数者に人気のバー乱射、2人死亡 イスラム主義テロ事件と警察

北欧ノルウェーの首都オスロの中心部で25日未明、性的少数者に人気のバーとその周辺で乱射事件があり、2人が死亡し21人が負傷した。42歳男性が殺人や殺人未遂、テロ行為などの容疑で逮捕された。捜査当局は、「イスラム主義テロ」による事件だとしている。オスロでは同日、性の多様性を祝う「プライド」行進が予定されていた。警察勧告に従い行進は正式には中止されたが、それでも事件現場近くを数百人が行進した。

事件は、LGBTQ+(性的マイノリティーの人たち)に人気の「ロンドン・パブ」の中とその近く、ジャズクラブ「ヘル・ニルセン」と、もう一軒別のパブで起きた。調べによると、現地時間午前1時15分ごろに銃撃が始まった。

目撃者たちによると、容疑者はバッグから銃を取り出し発砲し始めた。その場にいた人たちは、地面に伏せたり逃げ出したりしたという。目撃者は、店内に80~100人が集まっていたと話している。

銃撃で2人が死亡したほか、21人が負傷。そのうち10人は重傷という。

警察は通行人たちの助けを得て、数分後に銃撃犯を拘束。現場で武器2丁を押収した。そのうちひとつは、自動小銃だったという。

警察によると、容疑者はノルウェー国籍の男性。

憎悪犯罪だと警察
ノルウェーのヨーナス・ガール・ストーレ首相は同日夜、BBC番組「ニューズアワー」に対して、容疑者は今年5月に当局の職務質問を受けているものの、当時は危険性はないと判断されていたと話した。

ノルウェーの情報機関PSTによると、容疑者は2015年以来、「イスラム過激派の疑い」があり、精神病の病歴もある人物として、当局が把握していたという。

警察は事件について、「これは憎悪犯罪(ヘイトクライム)だと捉えるだけの理由がある」として、「『プライド』行進そのものが標的だったのか、ほかに動機があるのか調べている」と説明した。

ノルウェーはテロ警戒態勢を最高レベルに引き上げたものの、同国の情報機関は、攻撃が続くという兆候は得ていないと明らかにした。

現場近くで行進 「私たちは消えない」
オスロでは同日、毎年恒例の「プライド」行進が予定されていたが、事件を受けて、警察の助言により公式には中止された。それでも、事件現場近くを数百人が行進し、「私たちはここにいる! 私たちはクィア(少数者)だ! 私たちは消えない!」と連呼した。

50代の女性はAFP通信に対し、「こうして行進しているのは、素晴らしいと思う。そうでないと、犯人が勝ったことになるので」と話した。

現場近くには、性的少数者を象徴する虹色の旗や、花束が手向けられた。

「銃を取り出して撃ち始めた」
「ロンドン・パブ」で事件を目撃した人たちは、店内に集まっていた80~100人が地下に避難したと話した。

ビリ・ブルム=ヤンセンさんはノルウェーのテレビ局に、「パートナーや家族に電話をしている人が大勢いた。まるで、最後の別れを告げるみたいに。おびえる人をなだめようとする人もいた」と話した。

ガラスの破片が飛んできたという人は、公共放送NRKに対して、「発砲があったと気づいてすぐ、ガラスの破片が当たった。発砲はどんどん続いたので、、できるだけ大勢と一緒に、奥のバーカウンターの中に逃げこんだ」と話した。

NRKの記者で、事件当時近くにいたオラフ・レンネベルグさんは、「バッグを持って現場に着いた男を見た。銃を取り出して、撃ち始めた」と話した。

現場にいた女性は地元紙ヴェルデンス・ガングに対し、実行犯は標的をじっくり見定めて発砲していたと話した。「これはおおごとだと分かった瞬間、自分は走って逃げた。床には血まみれで動かない男性が倒れていた」という。

別の男性は同紙に、頭部を撃たれて倒れている人を大勢見たと話している。

「自由と多様性と互いへの尊重を」=国王
事件を受けて、ノルウェーのハラルド国王は自分と家族は衝撃を受けていると発言。「自由と多様性と互いへの尊重」を守るため、「私たちは連帯しなくてはならない」と呼びかけた。

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長はツイッターで、「罪のない人たちへの卑劣な攻撃にショックを受けている」と書いた。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、「私たちは連帯すれば、憎悪に対してより強力に立ち向かえる」とツイートした。

アメリカでは、国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー報道官が、「LGBTQI+の人たちを標的にしたオスロでの無差別乱射事件に、全員が衝撃を受けている」として、「被害者の家族全員、素晴らしい同盟国でもあるノルウェーの人たち、そしてもちろん、そこと世界中のLGBTQI+の人たちのことを思っている」とコメントした。

(英語記事 Oslo shooting: Norway attack being treated as Islamist terrorism, police say)
「BBCニュース」2022年6月26日
https://www.bbc.com/japanese/61940496
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