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うれしいオファー [お仕事(執筆)]

4月19日(火)

今日、とてもうれしかったこと。

岩波書店の広報誌『図書』から執筆オファーがあった。
岩波書店は月に10冊以上、本を出しているので、すべての著者・訳者が『図書』に書けるわけではない。
なので、私などにはオファーはないと思っていた。

今から40年以上前、あまりお金がない学生・院生だった私は、無料でもらえる出版社の広報誌を読んで知識を得ていた。
岩波の『図書』は神田神保町にあった岩波書籍の専門店「信山社に行くともらえるので、ほとんど毎号欠かさず読んでいた。

そんなお世話になった広報誌に40年以上も経って執筆できるなんて・・・、と喜んだものの、編集者氏から見本として渡された『図書』の最新号を見ると、実に高尚な文章ばかりが並んでいる。

「ほんとうに、私なんかが書いていいのですか?」
と確かめると、
「『図書』の編集長がぜひ三橋先生にに、ということです」
と編集者氏。

よし、これで言質は取った。

バンコクのアラブ人街で「俺、Lady-Boy大好きなんだ!」と言ったイスラム教徒の洋服屋のおじさんや、25年前、新宿・歌舞伎町で「自分は敬虔なイスラム教徒なのですが・・・」という前置きで、私をナンパしてきたイラン人青年のことを『図書』に書くぞ。


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