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「LGBTの英霊」という言葉 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

1月12日(水)

Twitterで「LGBTの英霊」という言葉を見て、きょとんとしてしまった。

日本軍の将兵に男色家が多かった(正確に言えば、男色家も数多く従軍していた)のは事実だから、戦死者も当然いて、「英霊」として靖国に祀られているはず。

また、海軍の上海気象台部隊の隊長だった松平多恵子さんや、北中国戦線を看護兵として転戦した吉川香代さん、「帝都防衛」の習志野の高射砲部隊にいた「人形のお時」姐さんも、無事に復員したから良かったものの、もし戦死していたら「英霊」として靖国に祀られていたはず。

それらは事実だけど、それを「LGBTの英霊」というのは、いささか、というよりかなり飛躍があって、ついて行けない。

「LGBT」という言葉は、性的少数者の政治的連帯を示す現代(欧米では1980年代末以降、日本では2010年代以降)の言葉であって、安易に過去に遡及して適用すべきではない。

「誰だ? こんな頓珍漢なこと言い出したのは?」と思ったら、松浦大悟先生だった(納得)。

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