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ベトナム映画「フウン姉さんの最後の旅路」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月21日(火)

2005年にバンコクで開催された国際学会で、東南アジアのトランスジェンダー・カルチャーに詳しい方にお話を聞いた。

その時「ベトナムは共産主義だけど、トランスジェンダーの芸能者の集団がまだ残っている」と聞いたのが、これだったのか。

グエン・ティ・タム監督「フウン姉さんの最後の旅路」(ベトナム、2014年)
https://normalscreen.org/events/madamphung?fbclid=IwAR2aTToEdmyUib614281jOJT4ArqD526bOFu4JaGSecVQ9aDTZ_cHOIPF-4

ちなみに、その後「カンボジアにも似たような芸能者がいたけど、ポル・ポト(政権)が皆殺しにしてしまったので、今はもういない」と続く。

さらに「ラオスには(タイの)カトゥーイとよく似た連中がいる」「ビルマ(ミャンマー)は芸能者というよりシャーマンだね」

通訳を介して5分ほどのインタビューだったが、これで東南アジアのトランスジェンダーの状況のおおよそが理解できた。
16年前の話。

こういうことを書くと「なんていい加減なリサーチなんだ!」ととお叱りを受けるだろうが、当時(今も?)タイ以外の東南アジアのトランスジェンダー事情に関心をもっている人はほとんど皆無だったから、この程度の情報でも価値はあった。

私が、インドから東南アジアを経由して日本に至る「トランスジェンダー・カルチャーの回廊」を構想(妄想?)するベースになったリサーチ。
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