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12月20日(月)群馬大学医学部「医の倫理学」の講義資料を作る [お仕事(講義・講演)]

12月20日(月)

来年1月28日(金)の群馬大学医学部「医の倫理学」の講義(2コマ)の資料(パワーポイントとレジュメ)を作る。

(1コマ目)性別越境の歴史
(2コマ目)非典型な「性」の病理化と脱病理化

2009年に始まった群馬大学医学部の講義では「性別を移行することは『病気』なのか?―『病気』の線引きを考える―」と題して、「性同一性障害」概念とその問題性について、かなり詳しくお話ししてきた。

医学部(6年制)1年生の必修授業なので、もう2回りしたことになる。

しかし、ICD-11の施行により、「性同一性障害」概念は2021年末までで消滅することになり、もうそれについて詳しくお話しする必要はない(国家試験には絶対出ない)と考え、昨年度からは内容を大幅にリニューアルした。

来年1月の講義は、ICD-11の施行後、初めての医学・看護系での講義になる。
講義を始めた2009年は、欧米で性別移行の脱病理化議論が高まってきた頃で、それから毎年毎年、状況の変化をお話しし続けて13年、ついに、脱精神疾患化が実現した。
実に感慨深い。


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