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2020年の「生涯未婚率」 [現代の性(一般)]

12月14日(火)

2020年の「生涯未婚率」(←と言わないようにしたのではなかったか?)の都道府県別データ。
生涯未婚率・県別(2020年:男性).png
男性の上位3位までは、岩手、青森、秋田の北東北「結婚難」御三家。
地元に女性が残らないので、地元に残った(主に長男)が結婚したくても相手がいない「結婚難」地帯。

不思議なのは4位の埼玉県。
上記のような理由は当たらないだろう。
もしかすると、因果関係が逆で、結婚しなかった(できなかった)男性が埼玉県に多く住むのかもしれない。

女性の様相は、かなり違う。
生涯未婚率・県別(2020年:女性).png
「結婚したくてもできない」女性より、「結婚したくない」女性の多さが現れているように思う。
2位の東京都や4位の大阪府などは、そうだと思う。

不思議なのは女性1位、男性5位の高知県。
結婚に依存しない自立自尊の男女がおおいのだろうか?

こちらは、「生涯未婚率≒50歳の人の未婚率」の年次推移。
生涯未婚率の年次推移.png
2020年(1970年生)は、男性25.7%、女性16.4%。
男女とも直線的な上昇がわずかに鈍った。
それでも、男性は4人に1人が、女性は6人に1人が「障害未婚」で、「国民皆婚社会」は完全に崩壊した。

「ジェンダー論」の講義で、「ここに注目」と話すのは、1965~80年の女性の生涯未婚率が男性をはっきり上回っている部分。
この世代は1915~30年生まれで、少し年上の結婚相手に適当な男性が戦争で数多く失われた結果、「女性余り」になった。

あと、そもそも男女ほぼ同数なのに、なぜ、1995年頃(1945年生)から、男女の「生涯未婚率」が大きく開くのか? 受講生に質問して、考えてもらう。


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