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セキュリティの話 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月25日(木)

LGBT運動やっている人たちって、基本善意で、お育ちが良い人がほとんどなので、セキュリティにあまり意識が向かない傾向がある。

私などは、歌舞伎町育ちで、店のドアのカギ穴から極細のホースで店内に灯油を入れられて放火された話とか、入口に背中を向けたカウンター席には絶対に座らないお客さんとか、いろいろ知っている(話を聞いている)。

「(セキュリティは)犯罪者ならどうするか?を考えて警戒しろ」と、背中に絵が描いてある社長さんに教わった。

たとえば、ヤッパ(刃物)で襲撃する場合、ねらい目は階段の下り。
誰もが足元に意識がいき、周囲への警戒が薄れる。
なにより後ずさりが効かない。

だから、逆に警戒すべきなのだ。

それを教えてくれた社長さん(金融業)に、
「じゃあ、下りはエレベーターの方がいいですね」と言ったら、「エレベーターは(目的階に着いて)ドアが開いた瞬間が危ないんや」と教えてくれた。
ドアが開いた瞬間にチャカ(銃器)を撃ち込まれたら避けられない。

「じゃあ、どうするんですか?」と聞いたら、
「(エレベーターの)箱の真ん中には立たない。今、順子がいる脇の操作盤のところに立つ」
「でも、そこに立つと、階数ボタン押さないと・・・」
「だから、押す。『お姐さん、何階ですか?』ってな」
「社長に、階数ボタン押させるの、すごく怖いんですけど」
「なんでや? 親切なおじさんやないか(笑)」
「怖い、怖い(笑)」

ああいう人たちにも、2パターンあって、セキュリティをあまり気にしない人。
豪放磊落を気取っていて、無防備なのが「男らしい」と思っているタイプ。
ちょっと、おつむのネジが緩い。
こういう世界では長生きしないのではないかと思った。

逆に、セキュリティを、きっちり気にする人。
その社長さんはそうだった。
「こういうのは基本が大事なんや」と言っていた。
子分、もとい、社員も、よくしつけられていた。
車の乗り降りの時の様子で、わかる。
助手席の人が必ず先に降りて、社長が乗っている後部座席のドアを開ける前にちゃんと周囲に気を配っていた。
(私なんか、すぐに自分でドアを開けて降りちゃうから駄目)

神経質すぎて、ちょっとやりすぎの人もいた。
和室の座敷で、お布団敷いた後で、「順子、そっち持て」と、座卓を入口の前に持っていく。
殴りこんできた敵が蹴躓くようにする防護策。
「こんなところに殴り込みなんか来ませんよ」と言っても、そうしないと落ち着いて寝られないらしい。
過去のトラウマなのだろうが、ちょっと、病的。

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コメント 1

hiro

>和室の座敷で、お布団敷いた後で、「順子、そっち持て」と、座卓を入口の前に持っていく。

情景を想像して興奮してしまいました。
自分もそんなことあればいいなと夢想してしまいますね。
by hiro (2021-11-26 12:25) 

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