SSブログ

「呉座事件」の結末 [世相]

10月25日(月)

「呉座事件」の結末。
私的なTwitterアカウントとはいえ、誹謗中傷の悪質性から見て「停職1カ月の懲戒処分」は妥当だと思う。
注目は呉座勇一氏の肩書が「元助教」になっていることで、任期付きの助教ポストが、9月末に任期切れで延長されなかったことがわかる。
実質、懲戒解雇に等しい。

「国際日本文化研究センター」は、その名の通り、外国からの研究者が多い機関。
実際に行くと、そのことがよくわかる。
日本的なホモソーシャルな、仲間庇い合いの、何事も穏便に済ます感覚だと「処分が重すぎ」なのだろうけど、欧米の研究倫理・人権感覚からしたら「即時解雇」でもおかしくない案件。

まあ、呉座さんの研究能力を評価する人はいるから、しばらくほとぼりを覚ませば、どこかの私立大学が専任で拾うだろう。

-----------------------------------------------
日文研の元助教に懲戒処分 長期にわたりSNSで不適切発言繰り返す

国際日本文化研究センター(京都市西京区)の助教だった呉座勇一氏が会員制交流サイト(SNS)上で不適切な発言を繰り返していた問題で、人事権を持つ人間文化研究機構(東京)が停職1カ月の懲戒処分を行っていたことが、20日までにわかった。処分は9月13日付。

呉座氏は、ベストセラー「応仁の乱」などで知られる若手研究者。公開範囲を限定した個人のツイッターアカウントで、別機関に所属するフェミニズム研究者の女性をおとしめるような投稿を長期にわたって続けていたことが3月に発覚し、来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証担当を降板していた。10月から日文研の非常勤の機関研究員となっている。

日文研の井上章一所長は「被害を受けられた方々、また不快な思いを抱かれた方々に対し、改めて心よりお詫び申し上げます」などとするコメントをホームページ上に掲載した。

『京都新聞』2021年10月20日 19:16
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/662517?fbclid=IwAR0qtJKoUgZNUzu-K2GiYp-wwHiLGkV_02XmlEiGHv7x8u2Abj0V_tp10Zs
-----------------------------------------------
SNSに不適切投稿 日文研元助教の呉座勇一氏に停職1カ月処分

国際日本文化研究センター(日文研、京都市西京区)の助教だった呉座勇一氏(41)がSNS(ネット交流サービス)で不適切な投稿を繰り返していた問題で、懲戒権を持つ人間文化研究機構(東京都)が9月、停職1カ月の懲戒処分をしていたことが分かった。

呉座氏は自らのツイッターアカウントで女性研究者を中傷する不適切な内容を投稿していたことが明らかとなり、3月20日に「深く反省し、お詫(わ)び申し上げます」などと投稿。同24日には日文研の公式ウェブサイトで井上章一所長が謝罪コメントを出した。

懲戒処分は9月13日付。同機構は、SNSで不適切な発言を繰り返したことや、勤務時間中に私的に投稿したことを処分理由に挙げている。日文研のウェブサイトによると、呉座氏は10月から日文研の非常勤の機関研究員になっている。

日文研は10月15日付でウェブサイトに処分のお知らせを出し、井上所長の「多様性を尊重する研究姿勢に反して、SNS上において行った不適切発言によって、被害を受けられた方々、また不快な思いを抱かれた方々に対し、改めて心よりお詫び申し上げます」などとするコメントを掲載した。【花澤茂人】
『毎日新聞』2021年10月25日18:02配信
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。