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関東大震災から98年 [地震・火山・地質]

9月1日(水)

今日は、1923年(大正12)の関東大震災(M7.9~8.3)から98年目。
相模トラフ系の海溝型巨大地震としては、その1回前が、1703年(元禄16)の元禄巨大地震(M8.1~8.5)で、その間隔は220年だった。

しかし、それより前になると、記録の不備などもあり、確定していない。
1495年(明応4)の明応(関東)地震-
鎌倉の大仏殿(高徳院)が津波で流失したとされる地震。
元禄大地震との間隔は208年。

1293年(正応6)年の鎌倉大地震。
明応地震との間隔は202年。

878年(元慶2年)の相模・武蔵地震。
『日本三代実録』に記録がある。
正応地震との間隔は415年で、間に1回、記録が失われた大地震(1000年代後半)があった可能性が高い。

不確定な部分が多いが、大正と元慶の大地震の間隔1045年を5周期分とすると、平均周期は209年ということになる。
となると、次は2132年前後という予想になり、今、生きている人はほとんど関係ない。

それより可能性があるのは、1855年(安政2)の安政江戸大地震(M6.9~7.4)の再来。
南関東直下型の大地震だが、これは、類似の地震の記録が乏しく、周期が予想できない(だから怖い)。

また、関東地方ではないが、南海トラフ系の海溝型巨大地震は周期が90~120年と短く、前回は1944年(昭和19)の東南海地震(M7.9)+1946年(昭和21)の南海地震(M8.0)なので、21世紀中頃(2030~2060年代)には確実に襲来する。
しかも、次回は東海地震を含む、東海ー東南海ー南海の3連動の可能性もある。
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