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「人種」「民族」「国籍」そして・・・ [生活文化・食文化・ファッション文化論]

7月26日(火)

遺伝子的な差異に着目した「人種」
言語など文化的な差異に基づく「民族」
どこの国に帰属するかという「国籍」

すべて、別の概念で連動しないということは、人類学の基本。
だけど、世の中には、その基本が理解できない人がけっこういる。

日本列島に多く住む特有の遺伝子特性(幅がある)を持つ人(人種的な日本人)と、世界的にかなり特異な言語である日本語を母語とする人(民族的な日本人)と、日本国の国籍をもつ人(国籍的な日本人)の3つが、日本の場合98%?くらい重なるが、それは世界的に見てかなり特異な国。

オリンピックにおける「日本人」は、単に「国籍」の問題。
だから、遺伝子集団としての日本人から外れていても、日本語を母語としてなく片言でも、まったくなんの問題はない。

ちなみに、4つ目として、アイデンティティ(帰属意識)としての「日本人」がある。
上記、3つの概念では「日本人」でなくても、「自分は日本人」と思えば「日本人」。
その逆も然り。
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