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7月10日(土)映画「片袖の魚」公開初日を観に行く [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月10日(土)

東海林毅監督・イシヅカユウ主演『片袖の魚』(新宿K′s cinema)の初日、完全満席。
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すごかった!
この映画、いろいろな意味で画期的な作品。
① Trans-womanを主人公とした映画が劇場公開されたこと。
② Trans-woman限定のオーディションを行い配役したこと。
③ わずか35分の短編映画が劇場公開されたこと

①は「ミッドナイトスワン」(2019年)があるが、まだ作品はきわめて少ない。
②は日本初。
③もたぶん初めてだろう。
正直言うと、興行的に大丈夫?と思わないわけではなかったが、初日に1週間の上映延長決定とのことで、めでたい限り。

東海林監督の「絵」がきれいなのは、「帰り道」(2019年)でわかっていたけど、今回はとくにその感が強かった。
フレーミング、光、色彩、どれも限りなく美しい。
とりわけ、魚(水槽)の「絵」が幻想的で、いろいろなことを語っていた。

映画初主演のイシズカユウさんは、「鮮烈なデビュー」という言葉がぴったりで、実に魅力的だった。
それに加えて、俳優さんに欠かせない「華」がある。
以前にも書いたが、トランスジェンダーという枠を軽々と超えて活躍していく予感がするし、そう願っている。
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主人公の友人役の広畑りかさん、「ああ、こういうチーママ、いる、いる」という感じで、いい味出していた。
彼女もまた、トランスジェンダーという枠を超えていくと思う。

実に濃密な35分間だった。

ラストシーンのまっすぐ前を向いて颯爽と新宿の街を歩いていく主人公の姿は、きっと大勢の人たちに勇気を与えると思う。

上映後、初日のトークショー。
最初は東海林毅監督と猪狩ともかさん、黒住尚生の3人。
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あれ?主演女優がいない。
ちなみに、猪狩さんは車椅子のタレントさん。

テレビ番組の収録があったようで、少し遅れて赤頭巾さん、じゃなくイシヅカユウさん到着。
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これで予定の4人が揃う。
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最後にイシズカさんが挨拶。
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初日ということで、皆さん、やや緊張気味だったように見えたが、楽しいトークショーだった。

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↑ 東海林監督と。
突然の撮影で心の準備ができていなかった。
せっかくのイケメンとのツーショット、もっと、くっつけばよかった(笑)
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