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野外ハッテン場「権田原」の起源 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

6月19日(土)

1960年代、男性同性愛者の野外ハッテン場として、しられた明治神宮外苑の「権田原」。
その起源はいつなのだろう?と、ずっと思っていた。

ついに、起源を思わせる文献を発見!
『内外特報』1953年11月22日号「閃光が捉えた日本の痴態ー明治神宮外苑夜の生態を拝見するー」という記事で、はっきり「権田原」の地名が出てくる。

ただし、男性同士ではなく男女のアベック(カップル)の野外性接触の場所として。

以下は推測だが、戦後、1940年代後半に始まる男女の野外における性交渉が、1950年代になって徐々に屋内(連れ込み旅館)に取り込まれ、その結果、空洞化した場所が、男性同性愛者のハッテン場に移行したのではないだろうか。
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