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個人コレクションの行方 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

4月2日(金)

私が集めた雑誌・資料コレクションの内、1950~60年代の性風俗雑誌(約400冊)は、丸善雄松堂が全文電子アーカイブ化(近日、正式契約)した後、現物は某私立大学に引き取られることになった。
残る女装関係の雑誌・資料は、まだ行き先が決まっていないが、いずれ、できれば同じように処置したい。

個人コレクションの結末としては、幸せな部類だと思う。

一方、おそらく日本最大規模のゲイ関連書籍・資料の個人コレクションが、今までのような形での維持が困難になり、現在、危機に瀕している。

個人コレクションは一括であってこそ価値がある。
どこかの機関が一括で引き取ってアーカイブ化することがいちばん望ましいが、現実には、お金が絡むことであり、なかなか難しいだろう。

現在、古書価格は低迷している。
ましてマニアックなコレクションは、程度の低い古本業者が関わると、買い叩かれ、分散・解体してしまう。
なんとか、それは避けたいのだが、ゲイ業界の歴史や資料に対する無関心さを思うと、悲観的になって
しまう。


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