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アウターライズ大地震&大津波の危険性は去っていない [地震・火山・地質]

3月11日(木)

3月11日(木)

あの日から10年、人間にとってはそれなりに長い歳月だけど、大地にとってはほんの一瞬。

余震活動がなお続いているのは、先月(2月13日)のM7.3(最大震度6強)の地震が教えてくれた。
ただ「本震より大きな余震はない」というのは地震学のセオリーなので、もうあれ以上の余震はないと思う。

あの地震は震源が深く津波は起こらなかったが、今後、怖いのは、海溝軸の外側で起こる正断層型のアウターライズ地震。
海溝型巨大地震にともなって、その数年~数10年後に起こる。

震源が陸地から遠いので揺れは大きくないが、震源が浅く大きな津波を伴いやすい。

典型的には、明治三陸大地震&大津波(1896年6月15日、M8.2-~8.5、死者・行方不明21959人)の37年後に起こった昭和三陸大地震&大津波(1933年3月3日、M8.1、死者・行方不明3064人)。

こうした先例を考えると、今後10年くらいが危ないと思う。
2035年以降に予想される南海トラフ系の超巨大地震&大津波より、こっちの方が先かもしれない。



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