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3月6日(土)Zoomで1年2か月ぶりの「性欲研究会」。 [性社会史研究(一般)]

3月6日(土) 曇り  東京  21.0度  湿度45%(15時)

Zoomで1年2か月ぶりの「性欲研究会」。

Zoom開催が可能になったのは、今までパソコンにいっさい手を出さなかった主宰の井上章一先生が、なんとZoomができるようになったから。
地位(2020年4月、国際日本文化研究センター所長に就任)はひとを人を変える。

参加者全員の近況報告の後、1本目の研究報告は、河原梓水さん「現代日本のSMクラブにおける「暴力的」な実践――女王様とマゾヒストの完全奴隷プレイをめぐって」。

SMをテーマにした日本初の本格的な論文で、とても興味深かった。
欧米におけるSMの病理化・脱病理化の流れは、同性愛やトランスジェンダーのそれと、とてもよく似ている。
同時に、日本でSMが病理(精神疾患)と認識されていないことは、同性愛や性別移行を病理とする認識が一般化しなかったことと同じ様相。

二本目の報告は、古川誠さん「福永武彦「草の花」における男どうしの関係 ―硬派的稚児愛からプラトンニックな友愛へ ―」。

その後、澁谷知美さんの『日本の包茎―男の体の200年史―』(筑摩選書)の書評会。

19時10分、研究会終了。

13時から、6時間以上の長丁場。
疲れたけど、充実していた。
やっぱり、この研究会、すごい!

ともかく。皆さん、お元気そうでなにより。
ただ、男性陣の頭髪がずいぶん白くなった気がした。
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