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東京都に比べて、北海道と大阪府の致死率が極端に高い件 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

12月5日(土)

私がずっと注目してきた、東京都に比べて、北海道と大阪府の致死率が極端に高い件 やっとマス・メディアの記事が出た。
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死者増加の北海道・大阪、抑制の東京 鍵握るクラスター

新型コロナウイルスの「第3波」で急増している死者。北海道や大阪では、重症化しやすい高齢者が集中する病院や高齢者施設で大規模なクラスター(感染者集団)が起き、死者数を押し上げている。東京では春の「第1波」で起きたような病院や施設でのクラスターの発生は抑えられているものの、中高年世代の感染者が増えている。

国内のコロナ死者急増 1週間で210人、専門家危機感
北海道では11月以降、6716人が感染し、131人が死亡した。死者は年初から10月末までは110人で、その後わずか1カ月余りで、それを上回る人が亡くなったことになる。今月1日には14人の死亡が発表され、公表日ベースの1日あたりの死者数は最多を更新した。
死者の増加の背景にあるのが、医療機関や高齢者施設で相次ぐクラスターだ。免疫力が弱く基礎疾患がある高齢の入院患者や入所者が感染し、死亡につながる例が増えている。

人口33万人の道内第2の都市・旭川市では11月6日に重篤な高齢者が多く入院する吉田病院(263床)でクラスターが発生。これまでの感染者は183人に上る。さらに、11月下旬には救急患者やコロナ患者を受け入れている基幹病院の旭川厚生病院(499床)でもクラスターが起き、5日までに221人が感染。国内の医療機関のクラスターでは、第1波の永寿総合病院(東京)と並び、最大規模となった。
旭川市で11月以降に死亡した33人全員がこの2病院の入院患者だった。市保健所の担当者は「元々、入院患者は寝たきりの高齢者や重い病気の人が多く、感染が重なって残念な結果になったのではないか」という。

札幌市では11月以降、62件のクラスターが発生。うち医療機関が14件、高齢者・障害者施設が15件と半数近くに及ぶ。特別養護老人ホーム「ドリームハウス」ではこれまでに114人(入所者86人)が感染し、すでに6人が死亡している。

大阪府では「第3波」の急拡大で医療体制が逼迫(ひっぱく)し、府は独自基準「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」を初めて点灯させた。死者も急増し、11月は過去最多の78人。「第2波」で最も多かった8月の62人を大きく上回った。

11月の死者78人のうち6割の48人が同月下旬に亡くなった。年代別では、50代4人、60代3人、70代23人、80代33人、90代14人、100代1人で、70代以上が9割となっている。
府は、死者増加の背景には、相次ぐクラスターの発生があると分析する。10月10日~11月末に医療機関や高齢者施設など計41カ所でクラスターが起き、感染者は利用者計543人、職員計278人の計821人に上った。

府が10月10日~11月29日の死者88人について分析したところ、感染経路は「施設等関連」が54%で最も多かった。88人のうち17人は重症病床に入院していて死亡したが、71人は重症と判断されない状況で亡くなった。府によると、急に症状が悪化する高齢者や、人工呼吸器の装着などに耐える体力がなく、人工呼吸器が整備された重症病床に移らないまま亡くなる高齢者も多いという。(本田大次郎、芳垣文子、笹川翔平)

『朝日新聞』2020年12月5日 21時31分
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