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12月5日(土)「化粧文化研究者ネットワーク」第55回研究会 [お勉強(研究会)]

12月5日(土) 雨  東京  度  湿度%(15時)

10時過ぎ、起床。
朝食は、ダークチェリーパイとコーヒー。
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12時半、家を出る。
冷たい小雨。
今日から、完全冬装備。
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東急目黒線(溜池山王駅乗換)東京メトロ銀座線で新橋駅へ。
これちょっと失敗、汐留方面へは遠かった。
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今日は、「資生堂汐留ビル」で第55回化粧文化研究者ネットワークの研究会に参加。

リアルに人が集まる研究会、いつ以来だろう。
1月の「性欲研究会」以来だから、11カ月ぶり。

14時開会。
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↑ 主宰の北山晴一先生の挨拶

講師は、神田不二宏先生(武庫川女子大学客員教授)で、テーマは「たかが体臭、されど体臭!!」。
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↑ 経歴を見ると、私より数歳下のはずだが、とてもお若く見える。

長らく資生堂の研究所に勤務された方で、1980年代に始まる体臭対策への取り組み。
当時、不明瞭だった体臭の発生物質を突き止め、それを無害化する、当時としては画期的な方法を開発するお話。

まず、腋臭、足の嫌な臭いの原因物質が、低級な脂肪酸(ここで言う低級は炭素の数が少ないの意)であるという仮説から、原因物質を特定するプロセス。
正体は、こんな物質。
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次に、それを無害化する方法として、金属塩と結合させて不揮発化する方法を発見。
さらにその金属塩として、化粧品にたくさん用いられ安全性が確認されている酸化亜鉛を用いる。
実用化までには、いろいろご苦労があったが、これで画期的な消臭剤が発明された。

とてもわかりやすい解説で、50年前の高校「化学B」の知識でもだいたい理解できた。

ただ、性差の視点がほとんどない。
研究分析に必要な体臭のサンプルも、同期入社の男性社員からしか採っていない。
1980年代では仕方がないが、ジェンダー文化史研究者としては、その点が物足りなかった。

ちなみに、加齢臭(主成分はノネナール酸)には、性差はないとのこと。
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さらに、私の立場からして、関心があるのは、性ホルモンと体臭。
男性から女性へのトランスの場合、継続的な女性ホルモン投与をしているか、していないかは、(経験的に)臭い(体臭)でわかる。
女性ホルモン投与をしていない「娘」は、どんなに外観が女の子でも、臭いが男の子なのだ。
逆に、女性ホルモン投与をしている「娘」は、男の子の臭いがしなくなる。
つまり、性ホルモンによって、体臭が変化する。

ということなので、知人の あしやまひろこ氏のように「女の子の匂いの香水」を開発するような人が出てくる。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1504/25/news033.html

そんなコメントをしたかったが、質疑応答が化学系の雰囲気だったので、止めにした。

16時半、閉会。

12月の例会、いつもなら、忘年会を兼ねた懇親会に移行するのだが、時節柄、なし。
その点、物足りないと言えば物足りないのだが、ともかく久しぶりのリアルな研究会で楽しかった。

帰路は、都営地下鉄浅草線(三田駅乗換)同三田線→東急目黒線のルート。
こちらの方が歩く距離か少ない。

武蔵小杉駅構内の「タリーズ」で休憩。
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夕食は、家猫さんと待ち合わせて、東急スクエアの「おぼんdeご飯」。
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ハンバーグとアボカドの牛すき焼き(1400+税)
「おぼん」にしては薄味ではなく、まずまず。
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19時半、帰宅。

少し疲れた。

就寝2時半。


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